そうだ、勝浦行こう!
2017年9月1日(金)
- 施設見学
- 人工衛星・探査機
初出:2017年9月1日
千葉県南東部に位置し太平洋に面した勝浦市には、人工衛星・探査機の追跡管制を行う、勝浦宇宙通信所があります。ここでの主な業務は、人工衛星が打ち上げられた後、衛星の電波を受信し、位置や姿勢、積んでいる電子機器が正しく働いているかどうかを知り、状況に応じて衛星に対するコマンド(指令)を伝える電波を送信することで、衛星を維持管理する役割を果たしています。
穏やかな太平洋の海と温暖な気候に恵まれた勝浦宇宙通信所に、ファン!ファン!JAXA!編集部が足を運んでみました。
迷わずアクセスするためのノウハウ満載の「そうだ○○行こう!」シリーズ第5弾、勝浦宇宙通信所編、どうぞご覧ください。
※ | この記事では編集部が実行した「電車で勝浦駅 → タクシー」によるアクセスをご案内します。 |
---|
2017年11月4日(土)に勝浦市芸術文化交流センター(キュステ)で開催される「かつうら魅力市」に、勝浦宇宙通信所からイベントブースを出展します。メインイベントは「勝浦アンテナ総選挙」。勝浦宇宙通信所の4つのパナボラアンテナをご紹介します。ぜひ遊びにきてくださいね。
まずは電車で勝浦駅へ
勝浦宇宙通信所の最寄り駅は「JR勝浦駅」。今回は東京駅からJR京葉線、JR外房線を乗り継いで、いざ勝浦へ。乗車時間は約2時間15分! 心地よい電車の揺れに、ついつい居眠りしても大丈夫! 今回は、時間短縮ということで、特急わかしお(乗車時間:約1時間30分)に乗車しました。
東京駅 京葉線のりば |
京葉線ホーム 今回は特急に乗っていくぞ! |
特急わかしお |
勝浦駅に到着! |
趣のある、駅入り口を出て、タクシー乗り場へ |
勝浦駅からは、タクシーに乗りました(約15分)。
車で来る場合は、以下の通りです。
圏央道「市原鶴舞インターチェンジ」→ R297 → 大多喜 → 芳賀(国際武道大学野球場入口から約2.8km、約5分)→ 勝浦宇宙通信所
なお、勝浦宇宙通信所に売店・食堂はありませんので、食事は勝浦駅周辺で済ませてください。
勝浦第1可搬局パラボラアンテナ |
勝浦第2可搬局パラボラアンテナ |
勝浦第3受信局パラボラアンテナ |
|
|
勝浦第4送受信局パラボラアンテナ |
背中で語る、アンテナの魅力!
勝浦第4送受信局は勝浦宇宙通信所で一番大きい直径20mのアンテナです。 この日は、新聞取材で夜のアンテナを撮影しました。 |
|
アンテナ回転の様子。ダイナミックな姿に、思わずガッツポーズです。
施設見学について
勝浦宇宙通信所の敷地には、直径20メートル、13メートル、11メートル、10メートルのパラボラアンテナのほか、追跡管制棟、電力棟、野々塚コリメーション棟(野々塚山)の設備があります。
展示室は予約なしで見学可能です。ただし、団体でのご来場の際、見学者で館内が混み合わないよう予め調整していますので、事前のお申し込みが必要です。
なお、毎年「科学技術週間」または「宇宙の日」の記念行事として、施設の一般公開を行っています。
第1展示室では、追跡管制についての簡単なシミュレーション操作や気象衛星からの受信画像などを見る事ができます。
第2展示室では、ロケットや人工衛星の模型の展示、宇宙開発に関するビデオの視聴や「はやぶさ」シミュレーターなどがあります。
第1展示室 |
第2展示室 |
アンテナカード!
勝浦宇宙通信所に見学に来て、アンケートにお答えいただいた方には、アンテナカードをプレゼントしています。同じ通信所でもアンテナの種類ごとにカードがあり、勝浦宇宙通信所では4種類のカードから1枚選べます。
皆さんも、勝浦宇宙通信所に行ってみませんか?