そうだ、鳩山行こう!
2017年5月12日(金)
- 施設見学
- 人工衛星・探査機
(初出:2015年4月28日)
JAXAには見学施設のある事業所が数多くあり、観光名所として地元でも広く知られているところもあります。埼玉県の鳩山町にある地球観測センターは、比企丘陵に囲まれた自然の中で、季節ごとの様々な風景を楽しみながら施設の見学ができます。
地球観測センタ-は、人工衛星から受信するデータの画像処理・検査・解析を行っています。 ここで処理されたデータは国内外の地方公共団体、研究機関、大学などに提供され、環境問題の解明や災害監視、資源調査といった分野で活用されています。また、観測データがより有効に利用されるよう、関連するデータを国際的に収集し、データセットとして提供するプロジェクトも世界的な協力のもとで進められています。
都心から電車で1時間と少しで行ける地球観測センター。ファン! ファン! JAXA! 編集部が実際に足を運んでみました。
迷わずアクセスするためのノウハウ満載の「そうだ〇〇行こう!」シリーズ第2弾、地球観測センター編、どうぞご覧ください~。
まずは電車で高坂駅へ
地球観測センターの最寄り駅は「東武東上線 高坂駅」。東武東上線は、東京メトロ副都心線、東急東横線と相互直通運転され、都心や神奈川からのアクセスが良くなっています。
今回は池袋駅から、急行森林公園行きに乗車。乗車時間は52分程度なので、少しくらい居眠りしても大丈夫だ!
急行に乗っていこう! |
高坂駅 西口は改札の左手 |
さて、駅からはバスで
最寄りの停留所「山村学園短期大学前」まで行くわけですが、改札を出て左が西口で、その先は右の階段を降りると目的の路線バス「川越観光バス 高坂駅~鳩山ニュータウン~にっさい花みずき 線(2番のりば)」に近いです。
さて、路線バスに乗車して揺られること7~8分。「山村学園短期大学前」バス停に着きました。
なお、今回は「山村学園短期大学前」で下車しましたが、一つ手前の停留所である「大東文化大学」で下車しても、遊歩道までの距離はさほど変わりません。
なお、西口からは大東文化大学のスクールバスも出ていますが、スクールバスと路線バスの停留所は別ですので、気をつけてくださいね~。
路線バス「川越観光バス」 |
バスの本数は十分あります! |
「山村学園短期大学前」バス停。上りも下りもここに停車します。 |
【ここが重要!】 地球観測センターには食堂がありません!
地球観測センターは、飲み物の自動販売機があるのみで、食べ物の販売は一切していません。お昼をセンターで取りたい方はご自宅からお弁当を持ってくるか、バスに乗る前に入手してください!
歩こう、遊歩道♪
遊歩道へ入るためには、バス停から道路の反対側にわたらなければなりません。横断歩道を渡るには「物見山」駐車場入口まで戻ります。
反対側から遊歩道の入口を確認しつつ通り過ぎて、横断歩道を渡り、入口まで来ました。遊歩道がある側の歩道は狭いので、通行する自動車には十分ご注意ください。
横断歩道は駐車場の看板が目印です! |
ここが遊歩道の入口! |
遊歩道は舗装がされていて、トレッキング装備でなくても問題はありません。
しかーし!
枝などが落ちていたり、起伏に富んでいるので、歩きやすい運動靴などのほうがいいでしょう。遊歩道は自然にあふれ、小動物なんかもいます。(リス、カラス、蛇、トカゲに遭遇しました!)
一部、未舗装で起伏がさらに激しい山道が並走していますので、山中をグイグイいきたい方も満足いただける道のりになっています。また、ところどころに案内地図や道標もあり、迷うことはないでしょう。休憩所もあります。
案内地図 |
山 道 |
道 標 |
休憩所 |
足の速さにもよりますが、20~30分ほど道標を頼りに歩くと遊歩道が終わり、「地球観測センター」の看板が出てきます。都会の喧騒をぬけ、清らかな森の中を歩いてきたおかげか、不思議と疲れを感じません。…ウソです、それなりに疲れます。
看板発見! ここを右に曲がれば、すぐそこ! |
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地球観測センター 到着! |
車の場合は別のルートになります!
車で来る場合はカーナビを設定しておいでになる方が多いかと思いますが、ここで簡単に道をご紹介します。
高坂駅方面から、バスルートと同じ道を通る場合は、この看板が目印です。この交差点を右(農村公園通り)へ。 |
しばらく進み、鳩山高校が左に見える坂を下ると、すぐ右手に案内看板が出てきます。 |
案内看板を目印に右折して道なりに進みます。 |
遊歩道の終点と同じ場所に出ますので、案内通りに左折してください。駐車スペースは限りがありますが、センター内にあります。(右手の車止めの向こうが遊歩道です。) |
と、いうことで、到着!
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門をくぐると左手に受付があります。 |
【地球観測センターより】
景色のよさに忘れがちですが、どなた様も次の手順で受付をお願いします…
- ご記帳をお願いします
- 注意事項をご説明します
- アンテナを囲む柵内と、立ち入り禁止の標識から先は入らないこと
- アンテナの向こう側にも、立ち入り禁止の標識があるので入らないこと
- 見学者バッジをお渡しします
※施設の安全管理の都合上、受付されないまま見学されている方には所内の警備員からお声を掛けさせていただく場合がございます。
見学エリアを歩いてみた♪
春のうららかなお天気のもと、編集部は見学エリアをお散歩しました。感想はというと…
- わりと山の中ですので、ピクニックのような気分になります。
- 春なのに日差しがきつかったです。
建物以外に日陰が少ないので、お越しの際は夏以外でも日差しや暑さにご注意ください。センター職員いわく、少し盆地になっているので夏は特に暑いそうです。 - マムシが出るそうです。立入禁止にはそれなりに理由があります。足元にはご注意ください。
- 屋外にも休憩所があり、調整池のグラウンドは出入りができます。そこでお弁当も食べられますが、ゴミ箱はありません。ゴミは各自でお持ち帰り下さい。
- 桜の季節は隠れたお花見スポットです。
春には桜が満開となり、その姿は絶景です! (地球観測センターウェブサイトより)
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展示室はどなたも予約なしで自由見学でき、地球観測の歴史を知ったり、クイズなどで遊んで学べます。またここにも休憩スペースがあり、お食事もOKです。
なお、平日は説明員による施設の見学ツアーを実施しています。
この見学ツアーでは、実際に業務を行なっているアンテナの詳細解説や第1運用棟の室内の見学など、展示室の自由見学では見られない場所の案内が盛りだくさん! こちらのご紹介はまた後日としますが、本当におすすめです!
ご希望の場合は、見学希望日の3日前(土日祝を除く)までにご予約をお願いします。ぜひご予約・ご参加ください!
オペレーションルーム |
「とびだすだいち」は、このサイズだとくっきり飛び出すので、迫力があるぞ! |
さらに、毎年一般公開を行っています。ぜひお弁当を持って遊びに行ってください。
駐車スペースには限りがありますので、公共交通機関&送迎バスのご利用にご協力をお願いします。
地球観測センターへの旅、いかがでしたでしょうか? では皆さま、どうぞお出かけください!