機関紙「JAXA's」

JAXAの機関紙「JAXA's」は、2019年の77号から大規模にリニューアルしました。
紙のタブロイド版とWEB版の2つのメディアで展開している「JAXA's」ですが、タブロイド版にはQRコードを各所に埋め込み、深い情報に簡単にアクセスできるようにしました。WEB版では、タブロイド版に収め切れなかった内容を余すところなく掲載しています。
紙とWEBを相互に行き来しながら、ぜひJAXAの今に触れてみてください。

JAXA's 80号

JAXA's 80号

2020年3月31日 発行

今号の特集では、雲と雨を取り上げました。のんびり雲が流れていくのを眺めたり、形を何かに例えたり、しとしと降る雨を見ながら物思いにふけったり、そういう余裕もなかなか無い日々ですが、心を雲の中に飛ばして、気温や空気の流れ、エアロゾルなどの絶妙なアンサンブルが鳴り響いているのだと思うと、ふと見上げた空も違って見えそうです。さて、リニューアルから1年が経ちました。大きな路線変更で、新しい誌面をみんなでアイデアを出し合い、議論しながら作り上げていく過程はとても楽しいものでした。次は走行を安定させつつもマンネリにならないよう、挑戦を続けていくことが課題です。引き続きJAXA'sをよろしくお願いします。(JAXA's編集委員 山村一誠/宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 准教授)

JAXA's 79号

JAXA's 79号

2020年1月10日 発行

日頃、重力の存在を意識することはないと思いますが、重力があるからこそ、人は地面を歩くことができ、モノは静止し、地球に留まることができます。重力がなければ、すべてが宇宙空間に放り出されてしまうのです。こういう意識でまわりを見ると、新しい世界が開けてきます。
例えば「歩く」という行為も、1歩踏み出すたびに「地球が引っ張ってくれている」と思えば長距離でも歩けそうだったり、微少重力下でフラフラ浮いているペンを(映像で)見たあとに、机のうえでジッと静止しているペンを見ると、なんだか健気に思えてきます。「微少重力」の世界を知ることで、「重力」のある世界の見方が変わる。ぜひ「重力」の存在を意識して、新しい発見をしてみてください。(JAXA’s 編集委員 中島史朗/広報部)

JAXA's 78号

JAXA's 78号

2019年10月17日 発行

街を歩いていると、落ち葉を踏む心地よい音を楽しめる季節になりました。落ち葉は木を離れて空中を漂いながら地面に落ちますが、遠い天体まで寸分の狂いもなく探査機を送り込める時代になっても、その落下地点を正確に予測することはできません。これは、宇宙と違い地球には空気があって現象を複雑にしているからです。JAXAの活動は、宇宙だけでなくこの空気に満たされた「空」にまで及んでいます。
そこで、本号では空気の力をうまく使って大空を自由自在に飛びまわるための研究をしている航空技術にスポットライトを当てました。航空の研究者は、空を飛ぶことに憧れた先人達の肩の上に立ち、さらなる高みを目指して日々研究に取り組んでいます。(JAXA's編集委員 青山剛史/航空技術部門 数値解析技術研究ユニット長)

JAXA's 77号

JAXA's 77号

2019年7月11日 発行

令和の時代に入って初のJAXA’sを発行しました。半年前、新しい時代に合わせてJAXAの広報誌も新しくしようと決め、編集委員がさまざまな意見を聞き、試行錯誤しながらここまでたどり着きました。リニューアルのポイントは、これから10年先を見据えた宇宙航空コミュニティの開拓です。そのために、男性女性を問わず20代から30代の社会人世代にも多く読んでもらいたいと考えています。
今、世界の宇宙航空業界は激動の時代に入っています。宇宙機関だけがロケットや人工衛星を打ち上げるのではなく、大学も企業も地方自治体もプレーヤーです。そして10年後、月や火星が人類の活動領域に入ってくるのも夢ではなくなってきました。JAXA’sでは、宇宙航空コミュニティが科学と技術の分野から、日常の生活、文化や芸術の世界まで、さまざまなジャンルにつながっていくことを目指しています。(JAXA's編集長 鈴木明子/広報部長)