小型実証衛星1号機 RAPIS-1(ラピスワン)初期運用中!
平成31年1月18日に打ち上げられた「小型実証衛星1号機」(RAPIS-1)は、1月19日にクリティカルフェーズを終了し、現在、衛星全体の機能確認を行う初期運用フェーズに入っています。
RAPIS-1には、全部で3台のカメラが搭載されていますが、そのうち「展開確認用モニタカメラ」(CMRD2)の初期チェックで撮影した画像が届きました!
CMRD2撮影画像(NBFPGAを使用して圧縮)
「軽量太陽電池パドル」(TMSAP)の展開全体が見える広い視野を確保するため魚眼レンズのカメラで、視野は円形となっています。
画面の右半分が展開前のTMSAP、中央に写っている四角いものは、TMSAPの展開時の挙動を調べるためのマーカーです。(「T」はマーカーの識別子)
左下の部分が地球、上に光っているのは太陽です。
※この画像データは、小型実証衛星1号機(RAPIS-1)と地上局の通信確認のための試験電波により取得されたものです。
CMRD2はTMSAPの展開確認用のモニタカメラで、TMSAPの表の面(太陽電池セルが貼ってある面)が見える様に、TMSAP取付面に取り付けられています。
同カメラの画像圧縮には日本電気株式会社(NEC)の実証テーマである「革新的FPGA」(NBFPGA)も使用されており、NBFPGAの動作が正常であることも確認できました。