機関紙「JAXA's」

JAXAの機関紙「JAXA's」は、2019年の77号から大規模にリニューアルしました。
紙のタブロイド版とWEB版の2つのメディアで展開している「JAXA's」ですが、タブロイド版にはQRコードを各所に埋め込み、深い情報に簡単にアクセスできるようにしました。WEB版では、タブロイド版に収め切れなかった内容を余すところなく掲載しています。
紙とWEBを相互に行き来しながら、ぜひJAXAの今に触れてみてください。

JAXA's 89号

JAXA's 89号

2022年9月30日 発行

50周年の半ばの四半世紀前、「きぼう」日本実験棟もつくばエクスプレスも未完成の頃、入社後初の異動先が筑波宇宙センターでした。紙面ご登場の鈴木清次さんをはじめ、研究開発の現場で多くの諸先輩方から様々な学びを得て、同僚や後輩と様々なチャレンジに情熱を傾けてきました。広報担当としては、環境試験設備で様々な試練?を乗り越えている衛星実機たちを視察や報道対応の機会ごとに見てきました。打ち上げロケットから分離、所定の軌道に投入されたとき、旅立つ我が子を見送る親の気持ちとはこのことかと感慨深く思ったものでした。(JAXA’s編集長 佐々木薫/広報部長)

JAXA's 88号

JAXA's 88号

2022年7月7日 発行

新型コロナウイルス感染拡大で世界が一変して2年が過ぎ、ようやく世の中が行動制限緩和ムードになってきました。この2年間で感じたのが、行動制限が続く中でも着実に四季を知らせてくれる自然の強さでした。地球を大切にしたい。持続可能な社会を目指すSDGsがいっそう自分ごととして感じられるようになりました。宇宙も地球も、まだ解明されていない謎でいっぱいです。「センス・オブ・ワンダー」で切り拓いた未来はどのような世界になっているのでしょうか。4月から編集委員に加わりました。よろしくお願いします。(JAXA’s編集委員 田辺久美子/広報部 企画・普及課長)

JAXA's 87号

JAXA's 87号

2022年3月29日 発行

宇宙の「宇」は四方上下に広がる空間で「宙」は過去と今から来る時間、と紀元前中国の思想哲学書『淮南子』では示されています(往古来今謂之宙、四方上下謂之宇)。そう、宇宙とは時間と空間の集大成。私たちが見ることができる過去からの光とそこから感じられる広がりを通じ、これから私たちはどうなっていくのか、どこへ向かうのか、未来をどう創っていくのか、そんなことにも思いを馳せたいと思います。今回の特集は「JAXAと時間」。人に伝えたくなるような、そして新しい視座を得られるような「時間」を集めました。(JAXA’s編集長 佐々木薫/広報部長)

JAXA's 86号

JAXA's 86号

2021年12月24日 発行

13年ぶりに宇宙飛行士候補者の募集が始まる中、多様な方々に応募して頂く視点も含め、アーティストのコムアイさんと油井宇宙飛行士との対談、いかがでしたでしょうか。特集ページ(タブロイド版:P6-7)でもご紹介した、応募から宇宙へ行くまでの大まかな流れと併せ、宇宙飛行士の新しいイメージを感じて頂ければ幸いです。
ほかにも筑波宇宙センターにある「電波第2試験設備」のディテールまで見える中開きの大きな写真(タブロイド版:P8-9)は、格好いい!と編集委員会でも評判でした。ポスターとしてもご使用頂ける出来映えかなと思っています。今号も是非お楽しみ下さい。(JAXA's編集委員 伊藤健/航空技術部門航空イノベーション統括)

JAXA's 85号

JAXA's 85号

2021年9月30日 発行

国家機関がほぼ独占していた宇宙の場は、いま、民間企業や大学の利用が急速に拡大しています。その利用を促進するのもJAXAの大事な役割。JAXA's 85号では、そのような活動の一環として、「革新的衛星技術実証2号機」を紹介しました。宇宙へ挑戦しようとしている皆さん、チャンスです。なかなか収束しない新型コロナウイルスのため、本号もほぼリモートで打ち合わせ、取材を重ねて製作しました。一日も早く直接議論を交わせる日が来ますよう。(JAXA’s編集委員 山村一誠/宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 准教授)

JAXA's 84号

JAXA's 84号

2021年6月30日 発行

初打ち上げに向け準備に余念のないH3の開発現場と新しい世界を導く新機種へのワクワク感をお伝えできたでしょうか。表紙イラストと(タブロイド版の)P6-7に登場するイキモノも探してみて下さい。豊かな社会づくりへの貢献を目指すJAXAの科学と技術を親しみ易くお伝えする術を追求する中、デザインがその価値を更に高める、価値創造デザインエンジニアリングに出会いました。中身(機能性や操作性)が美しいものは外形も美しい。本号より編集長を担当します。よろしくお願いします。(JAXA’s編集長 佐々木薫/広報部長)

JAXA's 83号

JAXA's 83号

2021年3月29日 発行

日本中が、いや世界が盛り上がった「はやぶさ2」の帰還。コロナで暗いニュースばかりが続く中、数少ない明るいニュースだったかと思います。今号ではそのプロジェクトをJAXA’sなりの切り口で皆様にお伝えすべく工夫してみましたが、いかがでしたでしょうか。他にも、ちょっと難しい数式をビジュアルにお見せしたページもおすすめです。サイエンスとアート、緻密さと抽象、論理と感性の対比といったところ?その橋渡しになっていれば幸いです。(JAXA’s編集委員 伊藤健/航空技術部門次世代航空イノベーションハブ長)

JAXA's 82号

JAXA's 82号

2020年12月28日 発行

今回のJAXA'sは、「おおすみ」打ち上げ50周年を記念して、日本の宇宙開発の歩みとこれからを特集しました。「おおすみ」記事の取材で伺った話や調査した資料からは、当時の活気あふれる研究所、現場の様子を感じました。記事に掲載された写真は、JAXA宇宙科学研究所に保管されている膨大な記録映像アーカイブの中から選び出しました。そのうちの1枚を表紙に採用することになり、よりクオリティの良いものをということで、フィルムのスキャンからやり直しました。かくまでこだわりの誌面作りです。皆様にお楽しみいただけますよう願っています。(JAXA's編集委員 山村一誠/宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 准教授)

JAXA's 81号

JAXA's 81号

2020年10月15日 発行

2020年、COVID-19の感染爆発で世界は未曽有の混乱に陥りました。JAXA’sも例外ではなく、今年度最初の発行は見送らざるを得なくなりました。楽しみにしてくださっていた皆様には申しわけありませんでした。緊急事態宣言でJAXAも影響がなかったといえば嘘になります。その中でも種子島からの「こうのとり」打ち上げは万全の態勢で臨み無事成功、「はやぶさ2」も順調です。野口宇宙飛行士の打ち上げ準備にも余念がありません。テレワークでできることの幅も思いのほか多いことに気づかされ、働き方は変わり、世界はより身近になりつつある感じすらします。JAXA’sでは、宇宙航空コミュニティーの今を発信し続けます。(鈴木 明子 JAXA’s編集長/広報部長)

JAXA's 80号

JAXA's 80号

2020年3月31日 発行

今号の特集では、雲と雨を取り上げました。のんびり雲が流れていくのを眺めたり、形を何かに例えたり、しとしと降る雨を見ながら物思いにふけったり、そういう余裕もなかなか無い日々ですが、心を雲の中に飛ばして、気温や空気の流れ、エアロゾルなどの絶妙なアンサンブルが鳴り響いているのだと思うと、ふと見上げた空も違って見えそうです。さて、リニューアルから1年が経ちました。大きな路線変更で、新しい誌面をみんなでアイデアを出し合い、議論しながら作り上げていく過程はとても楽しいものでした。次は走行を安定させつつもマンネリにならないよう、挑戦を続けていくことが課題です。引き続きJAXA'sをよろしくお願いします。(JAXA's編集委員 山村一誠/宇宙科学研究所宇宙物理学研究系 准教授)

JAXA's 79号

JAXA's 79号

2020年1月10日 発行

日頃、重力の存在を意識することはないと思いますが、重力があるからこそ、人は地面を歩くことができ、モノは静止し、地球に留まることができます。重力がなければ、すべてが宇宙空間に放り出されてしまうのです。こういう意識でまわりを見ると、新しい世界が開けてきます。
例えば「歩く」という行為も、1歩踏み出すたびに「地球が引っ張ってくれている」と思えば長距離でも歩けそうだったり、微少重力下でフラフラ浮いているペンを(映像で)見たあとに、机のうえでジッと静止しているペンを見ると、なんだか健気に思えてきます。「微少重力」の世界を知ることで、「重力」のある世界の見方が変わる。ぜひ「重力」の存在を意識して、新しい発見をしてみてください。(JAXA’s 編集委員 中島史朗/広報部)

JAXA's 78号

JAXA's 78号

2019年10月17日 発行

街を歩いていると、落ち葉を踏む心地よい音を楽しめる季節になりました。落ち葉は木を離れて空中を漂いながら地面に落ちますが、遠い天体まで寸分の狂いもなく探査機を送り込める時代になっても、その落下地点を正確に予測することはできません。これは、宇宙と違い地球には空気があって現象を複雑にしているからです。JAXAの活動は、宇宙だけでなくこの空気に満たされた「空」にまで及んでいます。
そこで、本号では空気の力をうまく使って大空を自由自在に飛びまわるための研究をしている航空技術にスポットライトを当てました。航空の研究者は、空を飛ぶことに憧れた先人達の肩の上に立ち、さらなる高みを目指して日々研究に取り組んでいます。(JAXA's編集委員 青山剛史/航空技術部門 数値解析技術研究ユニット長)

JAXA's 77号

JAXA's 77号

2019年7月11日 発行

令和の時代に入って初のJAXA’sを発行しました。半年前、新しい時代に合わせてJAXAの広報誌も新しくしようと決め、編集委員がさまざまな意見を聞き、試行錯誤しながらここまでたどり着きました。リニューアルのポイントは、これから10年先を見据えた宇宙航空コミュニティの開拓です。そのために、男性女性を問わず20代から30代の社会人世代にも多く読んでもらいたいと考えています。
今、世界の宇宙航空業界は激動の時代に入っています。宇宙機関だけがロケットや人工衛星を打ち上げるのではなく、大学も企業も地方自治体もプレーヤーです。そして10年後、月や火星が人類の活動領域に入ってくるのも夢ではなくなってきました。JAXA’sでは、宇宙航空コミュニティが科学と技術の分野から、日常の生活、文化や芸術の世界まで、さまざまなジャンルにつながっていくことを目指しています。(JAXA's編集長 鈴木明子/広報部長)