「はやぶさ2」が着地に挑戦!! 【その4】~「はやぶさ2」搭載小型モニタカメラ撮影映像を公開~
2月22日7時29分「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」の着地予定地点、半径3mに精度1mで着地しました。
国民の皆様からご寄付で「はやぶさ2」に搭載したカメラにて撮影された、人類の手が新しい星に届いた瞬間をご紹介いたします!
前回までのトピックス
目次
ここから着地の初公開映像をご覧下さい!(SNS等で共有いただいて構いません)
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国民の皆様からのご寄付を使わせていただき、小惑星探査機「はやぶさ2」に追加でカメラを搭載しています。
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2月22日7:29に「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着地し、サンプルを採取した、「人類の手が新たな星に届いた」瞬間の連続画像が見られます。
「はやぶさ2」搭載小型モニタカメラ撮影映像
野球場に行くだけのつもりが、ストライクまで!
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3億km以上遠方の「リュウグウ」の着地予定地の半径はたった3m程しかありませんでした。
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様々な工夫を尽くして挑戦した結果、実際には、中心点から誤差約1mで着地できました。
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当初の設計は、半径50m以内の着地でしたので、野球場に行くだけのつもりが、ピッチャーマウンドに降りろと言われ、最後はストライクまで決めてしまった、という感じでしょうか。
安全に着地して上昇。リュウグウ表面から多数の破片・粒子が飛散。
(是非、冒頭で紹介している映像をご覧ください。)
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大きな岩にぶつかることなく、安全に着地、上昇できました。
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試料採取用に表面に撃った弾丸などによって、白や黒に見える多数の破片・粒子(数十cmの岩も)が飛散する様子が見えます。
(ほぼ同じ高度での降下中(画像①)・上昇中(画像③)の画像を比べると、飛散の様子が分かります。)
「たまてばこ」からお宝をゲット?!
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はやぶさ2が着地した地点に「たまてばこ」という愛称を付けました。
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はやぶさ2の下面にあるサンプラホーンという1m程の筒の先端が着地する際に、金属製の弾丸を地面に撃ち、表面から出た物質を採取する仕組みになっています。
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前述のとおり、表面から多数の破片・粒子が飛散していることから、試料(お宝)を採取できていることが期待されます。
ただし、お宝は地球帰還後のお楽しみ
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残念ながら、リュウグウの試料を採取できたことを直接確認する方法はありません。
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従って、2020年末の地球帰還を楽しみに待つことにします。
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