“L+107” 第1回イオンエンジン連続運転、明日21日に終了の見込み

2015年3月20日(金)

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3月20日(金)、L+107です。
イオンエンジンの第1回連続運転も順調に進み、明日21日には、所定の稼働時間数(約400時間)に達する見込みです。

イオンエンジン連続運転終了は、前日の運用までに予め探査機に送信したコマンドプログラムが自動で流れ、そのタイムシーケンスの中で「イオンエンジン噴射終了」の指示が発信されます。
この時、「はやぶさ2」は日本の運用局からは見えない位置にいます。実際に「終了」したかどうかの確認は、明日の運用時(夕方頃の予定)に、探査機の状態を示すデータ(テレメトリデータ)を取得して行うことになります。

明日の「イオンエンジン連続運転終了」については、確認が取れ次第、改めてお知らせいたします。

参考


<「はやぶさ2」航行ステータス>
2015年3月20日14時0分(日本時間) 現在

太陽からの距離 1億6,292万km
地球からの距離 4,198万km
赤 経 101.16度
赤 緯 -4.27度
航行速度 27.27km/s

地球から見た「はやぶさ2」の方向

はやぶさ2と地球、太陽、小惑星1999 JU3 の位置関係(概略図)

はやぶさ2カウントアップレポート“L+(エルプラス)”とは―

打ち上げ後の経過時間を示す際、運用現場では「Launch(打ち上げ)」と「プラス○日」を組み合わせて「L+1(=エルプラスイチ)」と表現します(あくまでも一例ですが…)。
今後、「はやぶさ2」の航行ステータスなどをお伝えするにあたり、6年間という長いミッション期間での“時間経過”を皆さんと一緒に感じていきたいとの想いから、レポートタイトル名といたしました。
“L+”では、月・惑星探査プログラムグループ広報担当者がミッション内容や運用状況にまつわるトピックスをお伝えしてまいります。