宇宙から地球へやってきた! 隕石のヒミツを読もう

2013年3月12日(火)

  • 天文観測
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日本時間で2013年2月15日のお昼過ぎ、ロシアから驚きの宇宙ニュースが届いたことは、強い光を発しながら落下した映像と共に、記憶に新しいのではないでしょうか。

ロシア南部のチェリャビンスクに落下した隕石は、およそ40km上空で爆発し、その衝撃波*と破片がロシアの街を襲いました。
被害にあった人は1,000人を超えたようです。直径17m、重さはなんと1万tとNASAが試算しました。
爆発した隕石は、衝撃波の強さと発光の度合いから、直径およそ10m程度と考えられています。国立天文台などによると、直径45m以下の天体は軌道を予測することがとても難しいそうです。
そのため、2月にロシアへ落下したような小さい隕石が、地球へ落下することを事前に予測することは大変難しかったようです。

*衝撃波:
人間の耳は、空気の波が鼓膜に伝わることによって音を聞くことがでます。衝撃波も同じ空気の波ですが、非常に早いスピードによって一気に押し潰された空気がまるで壁のように力の強い波となります。建物や窓ガラスが割れるのは、この強い波の力に耐えられないためです。JAXAで研究を進めている超音速飛行のソニックブームも同じ原理です。

ソニックブーム計測・評価技術の研究

宇宙からやって来る天体というと、隕石のほかに流れ星も思い出しますが、隕石と流れ星はどう違うのでしょうか? 
隕石や流れ星のヒミツを調べてみると、地球誕生のヒミツ、地球がある太陽系の起源などが見えてきますよ!

編集Hが気になった書籍

書籍名:流れ星・隕石 (科学のアルバム)
著者名:藤井 旭
出版社名:あかね書房
価格:1,575円
商品紹介ページ
流れ星・隕石 (科学のアルバム)