はやぶさ2カウントアップレポート “L+(エルプラス)” 始動
2014年12月15日(月)
- プロジェクト
- 人工衛星・探査機
“L+12”「はやぶさ2」の道標
「はやぶさ2」が深宇宙航海に漕ぎ出してから12日が経ちました。
「はやぶさ2」は搭載機器の初期機能確認を順次行いながら、順調に航行を続けています。
さて、皆さんは、昨晩見頃を迎えた3大流星群の一つ「ふたご座流星群」をご覧になりましたか?
ふたご座の方向に放射点があることが名前の由来ですが、実は「はやぶさ2」も星座などをつくる星(恒星)の位置を見て、探査機の向きの確認・姿勢制御を行っています。
この恒星を見る機器を「スタートラッカ(STT:STar Tracker)」といいます。今、スタートラッカの視野にはこぐま座が見えていることでしょう。
今後、スタートラッカが撮影した画像を紹介できる機会もあると思います。
6年間にわたる長いミッションの間、このカウントアップレポート“L+”にて、ミッション内容や運用状況にまつわるトピックスをお伝えしていきたいと思います。 <「はやぶさ2」航行ステータス>
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参考リンク
はやぶさ2カウントアップレポート“L+(エルプラス)”とは―
打ち上げ後の経過時間を示す際、運用現場では「Launch(打ち上げ)」と「プラス○日」を組み合わせて「L+1(=エルプラスイチ)」と表現します(あくまでも一例ですが…)。
今後、「はやぶさ2」の航行ステータスなどをお伝えするにあたり、6年間という長いミッション期間での“時間経過”を皆さんと一緒に感じていきたいとの想いから、レポートタイトル名といたしました。
“L+”では、月・惑星探査プログラムグループ広報担当者がミッション内容や運用状況にまつわるトピックスをお伝えしてまいります。