気象科学館におじゃましました!
2014年10月3日(金)
- 施設見学
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ホシモの宇宙航空“ソラさんぽ” |
気象科学館へおじゃましました!
気象庁の気象科学館は、東京都千代田区にある気象庁庁舎の1階にあります。入口では、筆書きの看板の向こうで、気象庁マスコットキャラクター『はれるん』と、説明員の気象予報士の方(※)が迎えてくれました!
※土曜・日曜・祝日は、日本気象予報士会の協力により、2名の気象予報士が説明員として常駐しているそうです。
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ホシモ「こんにちは、はれるん!」 |
気象衛星、だけじゃない!地球のさまざまなところから集める、観測データ
入ってすぐのところに展示されているのは、気象衛星..ではなく、さまざまな機器。
「観測所」とのことですが、何をしているのでしょうか?
風向風速計 |
気象予報士の方に聞いてみました。
この『気象科学館 観測所』では、地上の設備『アメダス』をデモンストレーションしており、実際の観測に使っている風向風速計、雨量計、日射日照計、温度計、湿度計、積雪計などの機器と、それがコンピュータにデータ収集されるまでを展示しています。」 |
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「たとえば、ここにある雨量計に水を注ぎます。
するとコンピュータにデータが伝わり、画面に観測データが表示されます。ほら、これまで数値が0だったグラフに、雨が降った量を表す山ができたでしょう?(右画像の黄色円内)」
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これらの観測機器一揃いは「アメダス」といい、全国に約1,300箇所に置かれていて、地上の風の向きや強さ・雨の量・お日さまが出ている時間・温度・湿度・降った雪や積もっている雪の高さなど..お天気の変化を観測しているそうです。
気象科学館には、そのほか大きな風船に観測機器をつけて空高く飛ばして天気を調べる「ゾンデ」、海の上で観測する機器なども展示されています。
そして、気象衛星「ひまわり」は…
さてはて、ぼくたちのフィールド、宇宙から観測する、気象衛星「ひまわり」は…
「気象科学館 観測所」の先にありました。
歴代の「ひまわり」模型が解説パネルとともに展示してあります。「ひまわり6号・7号」(画像左から2つめ模型・現在宇宙で観測中)と、「ひまわり8・9号」(画像右2つの模型・次世代)でずいぶん形が変わっています。
10月7日に打ち上げ予定の「ひまわり8号」はこちら。宇宙からの観測の中心選手!
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パネルには、「ひまわり8号」の特長が書かれていました。解像度(画像の細かさ)・観測頻度(一定時間での繰り返し観測回数)ともにレベルアップしたとのこと! |
「ひまわり8号」について、気象予報士の方にうかがうと「観測性能が上がって、雨雲のできる様子などがもっとよくわかるといいと、期待しています」とおっしゃっていました。
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こちらは宇宙から撮影した「ひまわり7号」の雲の画像と、地上から気象レーダーで雨が降っているところを撮影した画像を比べられる展示です。(「ひまわり8号」では、画像がカラーになり、より細かくなる予定) |
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観測したデータはどうやって予報に使われるの?
さて、観測したデータは、どうやってみんなが見る「天気予報」になるんだろう。
「はれるん」が映像展示コーナー「知っている?天気予報が届くまで」で教えてくれました!
天気予報が届くまでには..
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そのほかの展示
気象科学館には、ほかにも、気象庁のお仕事である自然災害についてなどの展示、竜巻発生装置(たつのすけ)など、様々な展示がありました。
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気象科学館 アクセスなど
アクセス | : | 〒100-8122 東京都千代田区大手町1-3-4 気象庁1階 |
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入館料 | : | 無料 |
休館日 | : | 年末年始 (地震、台風、大雪などによりやむを得ず休館とする場合があります) |
★土曜・日曜・祝日は、日本気象予報士会の協力により、2名の気象予報士が説明員として常駐しています |
※ この情報は2014年10月1日 現在のものです。
※ 最新の情報は、気象科学館ホームページをご確認ください(気象庁)
(取材協力:気象庁)