革新的衛星技術実証2号機 実証テーマ紹介(部品・コンポーネント編)
革新的衛星技術実証2号機に搭載される14の実証テーマについて、今回から3回にわたってご紹介します。今回は、「部品・コンポーネント編」です。
©JAXA
革新的衛星技術実証2号機には、小型実証衛星2号機(RAISE-2)という小型の衛星が搭載されています。RAISE-2は、6つの部品・コンポーネントの実証テーマを軌道上で実証するための衛星です。
開発した人工衛星用の部品や機器を宇宙空間できちんと使えるか試したいと思っても、そのために人工衛星まるごと1機と打上げ用のロケット1機を用意するのはとても大変です。そこで、「革新的衛星技術実証プログラム」では、部品を載せるための衛星や打ち上げのためのロケット等を用意し、部品1つからでも軌道上で実証できる機会を提供しています。
公募により選定され、RAISE-2に搭載された部品・コンポーネントの実証テーマがこちらの6つです。
ソニー製小型・低消費電力マイコンボード
「SPRESENSE™」の耐宇宙環境性能評価
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
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クローズドループ式光ファイバジャイロの軌道上実証
多摩川精機株式会社
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CubeSat用小型・安価な国産スタートラッカーの
商用化に向けた宇宙実証
株式会社天の技
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3Dプリンタで製作する廉価版アンテナ
(テレメトリ・コマンド受信用)の軌道上評価
三菱電機株式会社
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軽量・無電力型高機能熱制御デバイスの軌道上実証
東北大学
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冗長MEMS IMU(MARIN)の軌道上放射線環境での飛行実証
宇宙航空研究開発機構
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次回は、「革新的衛星技術実証2号機 実証テーマ紹介(超小型衛星編)」をお届けします。