船内で火災が発生したらどうやって対処するのですか?
国際宇宙ステーションについて
各モジュールに携帯式消火器が備えられており、これは地上で使われるものと非常に似通っています。
消火剤には二酸化炭素が使われています。
2種類のノズルがあり、船内で起きた火災およびラックの中で起きた火災に対応できるようになっています。
与圧室内で起きた火災については直接火元を、ラック内部で発生した火災については、各ラックに消火器を接続するコネクターがあるので、消火器のホースをそこに繋いでラック内部を消火します。
消火器の近くには、可搬型呼吸器(Portable Breathing Apparatus: PBA)が設置されており、消火器を使用する場合は、この呼吸器によって呼吸を確保します。
可搬型呼吸器(Portable Breathing Apparatus: PBA)
また、ロシアモジュールに設置されているロシア製消火器は、窒素を主成分とした液状もしくは泡状の消火剤を使用しています。