ISSに使用されているネジの規格は統一しているのでしょうか?
国際宇宙ステーションについて
ネジの規格は一般的にISOネジ(ミリネジ)とユニファイネジ(インチネジ)の2種類があります。
ISSではネジの規定は特に定めていませんが、ユニファイネジ(インチネジ)が多く使われています。
ユニファイネジは航空機などに使われるネジです。
同じインチネジでも、ホームセンターなどで見かけるウイットネジは、建築関係に使われるネジであり、イギリスの規格です。このウイットネジ規格を基本にした米国のANSI(American National Standards Institute)規格ネジがあり、これをISO(International Organization for Standardization)で規格化したものが、ユニファイネジ(Unified screw threads)です。
ユニファイネジは、1インチ(2.54cm)あたりのネジ山の数を規定したもので、ISOネジ(ミリネジ)はネジ山の間隔が何ミリあるかを規定しています。
なお、これらの規格はネジ軸の直径とネジ山間隔(ピッチ)を規定するもので、ネジ頭部の形状を規定するものではありません。