宇宙食の製造工程は特別な管理がされているのですか?
宇宙飛行士について
宇宙飛行士が宇宙滞在中に食中毒になったら大変です。宇宙飛行士達の食事は絶対安全でなければなりません。
そこで、NASAは食品の安全性を確保する方法を考案しました。
最終製品の検査によって、安全性を保証するのではなく、製造における重要な工程を連続的に管理することによって、製品の安全を保障しようとする衛生管理の手法です。
調理課程のどこで食中毒菌による汚染、増殖が起こるかなどを調べる「危険の分析」を行い、それを防ぐにはどういう手段があるかを考えます。また注意を払うべきポイントを「重要管理点」と呼び、正しい調理法が守られていることを常にチェックします。
この方法をHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point: ハサップ、危険の分析・重要管理点)と呼びます。
この手法は、欧州、米国はもちろん日本でも1996年5月から食品衛生法において導入、施行されています。