夏休みに見たい!あなたのイチオシSF映画
2016年8月10日(水)
- メディア
- 未来
ファン!ファン!JAXA!の投稿コーナで6月に「あなたのイチオシ宇宙・航空映画を教えて!」と募ったところ、たくさんの映画を教えていただきました。
こちらのトピックスでは、複数のコメントをいただいた作品を中心に、イチオシSF映画をご紹介します。
新世代SF
過去のSF作品の舞台となった未来が今!の2000年代。過去の名作をしのぐ良作が次々と公開されています。 「ゼロ・グラビティ」(2013年)
|
(C)Warner Bros. Pictures |
「インターステラー」(2014年)
- 「人類が移住するための系外惑星の探査」という、近未来的ながらも現実味を帯びたテーマ設定に加えて、ブラックホールやワームホール、時間の進み方の違いなどの、理論物理の考え方に基づく描写が素晴らしいです! ブラックホールがカギを握る作品なので、その巨大な重力によって引き起こされる現象を丁寧に描いているのが見どころ。
また登場するメカの数々は、超技術やトンデモな描写が少なく、「既存の宇宙船の発展形」という感じで、非常にリアルさが際立っています。
先の展開が予想できない緊迫感あふれるストーリーと、深みのある感動的なBGMに虜になりました。(DDG-173さん) - 「インターステラー」、重力や次元などの難しいキーワードも出てきて、初めはよくわからなかったけど、二回目には少し理解できて面白かった!
家族同士の思いに泣きそうになったり、ユーモラスなメカキャラに笑わせてもらったり、人類や地球の未来を想像せずにいられなかったり…何度も新しい発見がありますよね(^∇^)。(ターズ大好きさん)
「オデッセイ」(2016年)
- 最近見たSFでは「オデッセイ」がイチオシです。
見る前に想像していた「火星でひとりぼっち」より、ずっと明るい映画でした。
全編を流れる70'sポップスと、どこまでも広がる赤い大地の組み合わせ通り、悲壮感はなく、カラッとしています。色んなシーンで曲がぴったりはまっていて、ニヤッとしたり、ウルっときたり。「Hot Stuff」を聞きながら、ローバーで進むシーンが特にツボでした。
ボヤきつつも、生き残るために次々とできることに取り組むワトニーには、宇宙飛行士魂を感じます。原作も面白かったですよ。(ありさん)
火星探査機キュリオシティが撮影した火星の様子。オデッセイではこの景色が緻密に再現されました
(C) NASA/JPL-Caltech/MSSS
名作SF
何年たっても色褪せることのない名作を、いくつも挙げていただきました。 「2001年宇宙の旅」(1968年)
|
(C)Turner Entertainment |
「ライトスタッフ」(1984年)
- 一番はライトスタッフですね。宇宙開発の光と闇、米ソの冷戦時の競争、そして、あえて宇宙へは行かず世界初の超音速飛行から最高高度到達と飛行機にこだわり続けたテストパイロット達の基本ノンフィクション(一部フィクションあり)の物語、長時間の映画ですが見応えがあります。(福井隆司さん)
「アポロ13」(1995年)
- 私も大西さんと同じく「アポロ13」がきっかけで宇宙や航空に興味を持つようになりました。実話をもとに精巧な映像とカメラワークで制作されたこの映画は、SEや挿入曲で見事に臨場感溢れる作品となっています。終盤には主役のジム・ラベルご本人が出演されるなど、本筋以外にも見所満載で、何度観ても飽きません!(こんぺいとうさん)
アポロ13号の帰還に向けたミッションコントロールディレクターらによる議論 (C) NASA
「コンタクト」(1997年)
- 彼女が出会ったのは宇宙人なのか,宇宙そのものの意志なのか… 未熟な地球人に美しく温かい「コンタクト」を通して,何を伝えようとしたのか… いろいろな想像を掻き立ててくれるのです。(パダワン見習いさん)
- ジョディーフォスター主演、カールセーガン原作。 この宇宙は地球人だけのスペースではないという意味合いの台詞が心に残ってます。(てばまるさん )
シリーズ物
「スター・ウォーズ」(1977年~)
|
(C)20th Century Fox |
「スター・トレック」(1979年~)
- 印象的な作品はTVの方ですが、映画の中で選ぶとすれば「スタートレック8 ファーストコンタクト」かな。恒星間飛行はワープドライブ航法を基本とし、周回軌道から惑星へ降りるのは転送装置。銀河系アルファ宇宙域に広がる惑星連邦は、これから人類が目指す夢でしょう。(イオンエンジン兄弟さん)
邦画
はやぶさ3部作といわれているこちらの作品。それぞれの角度から「はやぶさ」と「はやぶさ」に関わる人々が描かれています。
「はやぶさ/HAYABUSA」(2011年)
「はやぶさ 遙かなる帰還」(2012年)
「おかえり、はやぶさ」(2012年)
- いろいろ考えたけれどはやぶさ三部作!!何回感動したことか!はやぶさ君の冒険日誌をこれで初めて知りました。はやぶさ君が帰ってくるときの本物の映像を見ると未だにうるっときます。。(みさこさん)
- やっぱり『はやぶさ』です。水沢さんを超える人になる為に一歩一歩進んでいます!(里緒さん)
そして、こちらのプラネタリウム作品も忘れることはできません。
「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」(2009年)
「RETURN TO THE UNIVERSE」(2014年)
- 全天周映画「HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE」が良い作品だと思います。CGで忠実に再現されているはやぶさ2やロケットはとてもリアルで迫力があります。前作の「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」からストーリーがちゃんと繋がっているのも良かったです。ラストの地球へ帰還し大気圏で燃え尽きていくはやぶさからH-2Aロケットから分離されて宇宙へ旅立つはやぶさ2へバトンが受け継がれるようなシーンはとても感動しました。ぜひ帰還バージョンも作って欲しいです。(LE-7Aさん)
- この2作品がなければ、宇宙に興味を持ちませんでした。(魂魄妖夢さん)
実写版に続き、アニメ版も映画化されましたね。
「宇宙兄弟」(2012年)
- 現実的に宇宙飛行士になる過程を見るなら宇宙兄弟です!(航大さん)
- 関連リンク
SFアニメ
こちらにも、熱いコメントをいただいております。
「オネアミスの翼」(1987年)
- 当時何度も劇場に足を運びました.
各地の大学の学園祭等で上映したプロモーションフィルムもすごくいい出来でした.(トントカイモさん ) - 打ち上げシーンの描きこみのクオリティや坂本龍一の音楽とともに終わる印象的なエンディングなど、記憶に残る傑作だと私も思います。主人公の声をあてている、森本レオもいい味を出していましたよね。(ゴマペプチドさん)
「宇宙戦艦ヤマト」(1977年)
|
「さらば地球よ…」/「はやぶさ2」が地球スイングバイ後に撮影した地球 |
夏休み・お盆休みに見たい映画は見つかったでしょうか。気になった作品はぜひ涼しいお部屋で見てみてくださいね~。
投稿コーナでは、「スペース・カウボーイ」、「遠い空の向こうに」、「マーズ・アタック」など、上記の他にもたくさんの映画を挙げていただきました。紹介しきれなかったコメントは、今月のお題「あなたのイチオシ宇宙・航空の映画を教えて!」でご覧いただけます。
たくさんのコメントありがとうございました。