ASTRO-H打ち上げライブ中継は17日17時25分から

2016年2月14日(日)

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※内容を一部更新しました。
X線天文衛星ASTRO-Hを搭載したH-IIAロケット30号機の打ち上げ予定時刻が、2016年2月17日(水)17時45分(日本時間)に決まりました。 JAXAは17日17時25分から、種子島宇宙センターでの打ち上げの様子をインターネットライブ中継いたします。またテーブルテレビ局での配信、JAXA見学施設や全国の科学館などでのパブリックビューイングも行います。

ぜひ、一緒にASTRO-Hの出発を応援してください!

射場で着々と進む準備

種子島宇宙センターでは、打ち上げに向けた最終準備が進んでいます。
1月26日には、ASTRO-Hはフェアリング(ロケット先端の衛星カバー)がかぶせられ、ロケット内に収納されました。もうASTRO-Hの姿を直接眼で見ることはありません。次にASTRO-Hからフェアリングが外されるのは、打ち上げ4分後です。

これらの様子はASTRO-Hプロジェクトみずから、「開発日誌」にて随時更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

気になるお天気は

2月14日の種子島宇宙センターの様子

JAXAではロケット打ち上げ時間帯の強風、大雨、雷発生の可能性について予測し、その可能性が高いと打ち上げを延期することがあります。
当初の打ち上げ予定日だった12日も、最終的な天候判断により延期となってしまいましたが、近年では2014年冬に打ち上げられた「はやぶさ2」を載せたH-IIAロケット26号機が、2015年夏に打ち上げられた「こうのとり」5号機を載せたH-IIBロケット5号機が延期となっています。
さて、新しい打ち上げ予定日の17日のお天気はどうなるでしょうか。気象情報は種子島宇宙センター気象情報ページに掲載されています。

※天候の他にも、準備状況などで延期になることがあります。

打ち上げを待ちながら…ASTRO-Hのミッションをおさらい

ASTRO-Hは、ブラックホール、超新星残骸、銀河団など、X線やガンマ線を放射する高温・高エネルギーの天体の研究を通じて、宇宙の成り立ちを調べ、熱く激しい宇宙に潜む物理現象の解明に挑むX線天文衛星です。
ちょっと難しく聞こえるミッションですが、特設サイトでは科学目的、観測機器の「ここがスゴイ!」ポイントなどを続々更新しています。

また動画でもミッションの基本を解説していますので、打ち上げを待つ間ご視聴くださいね。