JAXA's 最新号(063号)が発行されました!

2016年1月7日(木)

  • メディア
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原則2ヶ月に一度、JAXAのプロジェクトに関する最新情報や、日本各地で宇宙航空分野の研究・開発に取り組むエンジニアたちの活躍を取り上げたレポート、美しく見ごたえのある画像を大きく掲載したビジュアルページなどもりだくさんの内容でお送りしている機関誌「JAXA's」。
1月1日、最新号(63号)を発行しました。最新号は下記のリンク先で公開しておりますので、どうぞご覧下さい!

今号の主な見出しはコチラ…

2016新春理事長鼎談
世界の宇宙産業は、今変化の真っ只中にいる!

世界の宇宙産業の市場規模は、ここのところ年平均15%のペースで成長し続けており、米国を中心に、新たな宇宙関連事業にチャレンジするベンチャー企業が数多く設立されるなど、インターネットの黎明期のように宇宙が誰でも当たり前のように使えるインフラになっていくスタート段階にあります。
日本の高い技術力と優れた素材・材料の力をふまえて日本の宇宙産業に必要なこと、JAXAに求められること、やらねばならないことについて奥村理事長と経団連宇宙開発利用推進委員会委員長の下村節宏氏、宇宙ベンチャー企業・アクセルスペース社代表取締役の中村友哉氏が語り合いました。

JAXA宇宙天文観測の世界

新世代のX線天文衛星「ASTRO-H」の打ち上げがいよいよ2月12日に迫りました。世界のX線天文学をリードしてきた宇宙科学研究所の経験と蓄積を元に作り上げられた「世界一」のX線天文衛星の圧倒的な性能と期待される観測成果についてご紹介しています。また、X線とならぶ観測対象である「磁気圏」と「プラズマ」に迫るジオスペース探査衛星(ERG)も取り上げています。

世界の距離を縮める次世代超音速旅客機実現へ確実な一歩!!

昨年7月の飛行試験によってJAXA独自の機体設計技術によって、超音速飛行時に発生するソニックブームが低減されることが実証されました。経済性と環境適合性という2つの課題を克服し、世界の距離をぐっと縮める次世代の超音速機実現に向けた課題と今後の展望について吉田憲司D-SENDプロジェクトマネージャに聞きました。

編集部Lotusがお勧めの記事~Pick up JAXA's~

P14-15 変わりゆく地球を宇宙から見る

昨年12月にパリで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)において、2020年以降の地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」が採択されました。これは1997年に採択された京都議定書に参加していなかった、米国・中国・インドを含む世界中のほぼすべての国が参加して温室効果ガスの削減などに取り組むという画期的なものです。
気候変動研究・地球温暖化防止には宇宙から人工衛星による継続したモニタリングがかかせません。増え続ける温室効果ガスを全球レベルで高精度に観測する「いぶき」などJAXAの地球観測衛星をご紹介しています。