発表!「行き先は宇宙!宇宙旅行でしたいこと」
2015年2月13日(金)
- 人工衛星・探査機
- 天文観測
- 宇宙飛行士と国際宇宙ステーション(ISS)
- 未来
ファン!ファン!JAXA!投稿コーナーの1月のお題は「行き先は宇宙!宇宙旅行でしたいこと」と題して皆さまから自由な発想で宇宙旅行に行ってみたい場所・行ったらしてみたいことを挙げていただきました。その結果についてまとめてみましたので、どうぞご覧ください。
行ってみたい場所編
月や太陽系の惑星からはるか彼方の銀河までいろいろな行き先が挙げられました。和倉温泉さんの行きたい“ドラマに出てくる「ペガサス銀河」”が気になったので調べてみたところ、こんな姿をしていました…。
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行ったらしてみたいこと編
地球を眺めてみたい
やっぱり自分の住んでいる母なる星を見てみたい、というのは人類共通の願いなんでしょうね…。地球を見つめる機会が多くの人に訪れれば、地球環境のかけがえのなさが広く理解されるのかもしれませんね。
ちなみに国際宇宙ステーション(ISS)には“キューポラ”と呼ばれるのぞき窓があって、地球がよく見えるようです。
地球の夜側に入ったISSからはこんな風に星が見えるようです。(画面下方は夜の地球)(C) NASA |
「キューポラ」(観測窓)の窓から船外を眺める若田宇宙飛行士 (C) JAXA/NASA |
- 宇宙でやりたいことは、地球を眺めることです。オーロラとか見てみたい。(あや)
- ほしみたり、もくせいみたり、ちきゅうをみたりしたい(じょうさん)
- 地球を眺めながら、両方の掌で包み込む仕草をしたいです。(地球人さん)
- ダイナミックな地球をこの目で見たい!!(タイタンさん)
- 星と地球をみたいです!(ななみんさん)
- 宇宙空間から星や月を見たいです。(tierraさん)
- 手の上に地球を乗せている風な写真を撮りたい。(ぷうさん)
別の星や銀河であれこれやりたい
現在の科学技術の水準ではまだ実現できませんが、“別の銀河に行きたい“というニーズが根強いですね。
ボイジャー1号は最近、太陽圏外へ脱出したことが話題になりましたが、打ち上げから太陽圏外に脱出するまでに要した時間がなんと約35年。太陽系外に到達するには数万年かかる見通しとも。
時間と空間を軽々と乗り越える新たなイノベーションが不可欠ですね!
ぽてころりんさんの見たい“惑星状星雲”はこんな姿をしている星雲のことのようです……。
ハッブル宇宙望遠鏡で見た惑星状星雲 (C) NASA/STScI
- イトカワでターゲットマーカーを拾いたい。(うちゅうじんさん)
- 何と言っても月面散歩と地球周回!!!(梅レモネードさん)
- 1999 JU3で、はやぶさ2の到着を待ってみたい!です。(おーちゃん)
- ボイジャー1号とランデブーしながら、色んな惑星状星雲を見たい☆(ぽてころりんさん)
- 【自分の目で確かめたいこと】
1.木星の大赤斑と衛星イオの火山活動。
2.氷の粒の集合体だという土星の輪。(サンプル採取含む)
3.天王星の輪の構造。
4.海王星の蒼い模様の正体。
【やりたいこと】
1.イカロスをはじめとする日本の実証機とのランデブー。
2.1999JU3での、はやぶさ2の探査見学。
3.太陽系外周にある「彗星の巣」からのサンプル採取。
4.太陽系外で発見された『惑星』探査。(muses619さん) - 隣の銀河系に999に乗って行ってみたい。(ミルキーウェイさん)
- 銀河系を外から見たい。あとサッカーやりたい。(RKRさん)
- 天の川銀河の全体がよく見えるところまで行って,銀河と一緒に記念写真をとりたい!(つっちーさん)
お気に入りの音楽を歌いたい、流したい
これはLotusもぜひやりたいことのひとつです。私ならNujabes の“Another Reflection”が聴いてみたいなあ…。そういえばスペースシャトルの運用中は地球にある管制室から送られる1曲の音楽で朝目覚める、という“ウェイクアップコール”の風習がありましたね。一番リクエストが多かったのはルイ・アームストロングの『What a Wonderful World』だったそうです。
- 宇宙から世界へNeoBalladの歌を流す。津軽三味線を弾く。(馬鈴薯さん)
- 宇宙で思い切りLet it go(世界一有名なほう)とかClarity(zeddの)とかTop of the world (greek fireの)を歌ってみたいです…(mikamiさん)
微小重量環境ならではの体験をしてみたい
若田さん、野口さんや古川さんがこれまでの宇宙滞在中に色々な“おもしろ実験”にチャレンジしてくれていましたが、映像だけではなく自分で体験したいですよね~。Lotusはサッカーしてみたいです。
若田宇宙飛行士「おもしろ宇宙実験」の様子(魔法のじゅうたん)(C) NASA/JAXA |
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- いつかは、宇宙でヤッホーと叫びたいな。(きしん。)
- 重力のある地球では出来ないアクションをやってみたいです!!!!(こもさん)
- 月のうさぎになって思いっきり飛んでみたい(ななみん)
- スーパーボールを弾ませてみたい。あと、水滴の中に金魚や空気を入れてみたい。(ぬさん)
- 丸くなったオレンジジュースを食べること。(はやぶさつーさん)
- 魔女の宅急便のキキみたいにホウキに乗って飛びたい(マリアン)
- 鬼ごっことか、あと、一人野球してみたいかも!(わたさん)
- 連続宙返り何回出来るか挑戦したい。(ぷうさん)
人工的に彗星や流星を作ってみたい
今回一番夢のある提案でしたね! 明け方にISSが日本上空を通過するタイミングを見計らって「きぼう」から星のかけらがきらきらと軌跡を描く……。実際には難しいにしても想像するだけで胸がときめきますね。
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宇宙船を動かしてみたい
ソユーズシミュレーション訓練を行う油井宇宙飛行士 (C) JAXA/GCTC |
宇宙好きなら一度はやってみたいことの一つですね……。スペースシャトルが一番操縦している感が強い宇宙船でしたが、帰りは“滑空”しているのでその操縦に携わるパイロットは細心の注意を払ってオペレーションしていたはずです。ちなみに現在の宇宙往還を担うソユーズ宇宙船は自動操縦の時間がほとんどです。
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いかがでしたか?
“人間が想像できることは、人間が必ず実現できる”
この言葉は「月世界旅行」を書いた、フランスの作家ジュール・ヴェルヌです。宇宙・航空に関する「こんなこといいな、できたらいいな」がたくさん実現するよう、これからもJAXAは先導的な技術開発に取り組んでいきますので、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします!