「だいち2号」から届いた! Lバンド合成開口レーダ展開画像
2014年5月26日(月)
- プロジェクト
- 人工衛星・探査機
この画像、実は「だいち2号」が”自分撮り”した写真なんです!
クリティカル運用期間(※1)中の「だいち2号」は、昨晩から本日にかけて、Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2)のアンテナを展開する作業を完了させました。
「だいち2号」には、本期間中のイベント結果を確認できるモニタカメラが数台搭載されており、うちモニタカメラ3, 4, 5 が撮ったPALSAR-2展開の試験画像(※2)が受信できましたので、ご紹介します。
■Lバンド合成開口レーダ(PALSAR-2) 展開シーケンス(イメージ図)
「だいち2号」から届いたPALSAR-2展開確認用カメラ画像
第1翼展開
<PALSAR-2展開用モニタカメラ5の視野>A:(展開前)
C:(展開後)
モニタカメラ5で撮像したPALSAR-2アンテナ(-X面)試験画像 ※2
第2翼展開
<PALSAR-2展開用モニタカメラ4, 3の視野>A:(アンテナ収納状態)
B:パッケージ展開
D:第2翼展開完了後
モニタカメラ3(右)と4(左)で撮像したPALSAR-2アンテナ(+X面)試験画像 ※2
※1 「だいち2号」はパドルやアンテナなど板状・棒状の部品をコンパクトにたたんだ状態で打ち上げられました。宇宙にて、それらの部品を拡げる(展開)・姿勢を安定させるといったイベントを行う期間を「クリティカル運用期間」と呼びます。
※2 この画像は、「だいち2号」による通信確認試験のため、PALSAR-2の展開確認用モニタカメラで撮影されたものです。