「だいち2号」から初の観測画像が送られてきました!

2014年7月1日(火)

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  • 人工衛星・探査機
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2014年5月24日に打ち上げられた「だいち2号」は機能確認試験を実施中です。
この試験の一環で「だいち2号」からはじめて送られてきた画像をお見せします!
画像中央にカーソルを当て、あらわれる緑色スライダを左右にスライドしてみてください。
以前のものと「だいち2号」、ふたつの観測画像を比較できます。

千葉県浦安市(東京ディズニーリゾート周辺)の様子

before
after

「だいち2号」は前号機の「だいち」に比べて、より精密に地表の様子を観測できるようになりました。



西之島(東京都小笠原村)

before
after

2013年11月に噴火して以降、陸地面積の拡大が続いている西之島。
2014年2月4日に航空機のレーダ(Pi-SAR-L2)で観測した画像と「だいち2号」が同年6月20日に観測した画像を比較すると、成長し続けている様子がわかります。
西之島は東京から約1000kmも離れた場所にあり、これまでは遠くから飛行機を飛ばして観測していましたが、「だいち2号」なら定期的に西之島の様子を観測することができます。
また、火山の噴煙が上がっている場所や夜間でもLバンド合成開口レーダは観測可能!



ムービーでみる「だいち2号」初画像



「だいち2号」の観測データは、災害が発生した場所の状況を把握したり、森林伐採の監視、オホーツクや北極・南極付近の海氷観測などに役立つことが期待されています。動画中で使用されている鳥瞰図は、国土地理院の数値標高モデル(10mメッシュ)を利用しています。

今後「だいち2号」は機能確認を続け、11月下旬には一般利用者へ大地の精密検査データを提供開始する予定です。