【動画】ドクター金井の宇宙ラボ
国際宇宙ステーション(ISS)第54次/第55次長期滞在クルーとして、約半年間(168日間)宇宙に滞在した金井宇宙飛行士。
金井宇宙飛行士は宇宙滞在中、ISSの保全や宇宙環境を利用した日本および国際パートナーの科学実験、医学実験などを行いました。
金井宇宙飛行士が行ったミッションの数々を動画でご紹介いたします。
みなさま、ぜひご覧ください。
金井宣茂 宇宙飛行士
第54次/第55次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして、国際宇宙ステーション(ISS)滞在し168日間にわたりミッションを遂行。
長期滞在ミッションテーマである「健康長寿のヒントは宇宙にある」をもとに、宇宙環境を利用した日本および国際パートナーの科学実験、医学実験などを行いました。
ISS滞在中のミッション:
日本人宇宙飛行士は「きぼう」日本実験での宇宙実験や作業のみを担当していると思われがちですが、NASAの実験棟「ディスティニー」や欧州宇宙機関(ESA)の実験棟「コロンバス」での作業も、他の宇宙飛行士と同様に担当しています。
動画一覧
ドクター金井の宇宙ラボ VOL.1 アミロイド実験(2018/4/17 公開)
「アミロイド線維」はタンパク質が規則正しく重合した超分子複合体であり、アルツハイマー病や狂犬病、糖尿病などの原因となることが知られています。
その解明に向けた実験を、ISS滞在中の金井宇宙飛行士が実施しました。
今回の研究テーマ名は「神経変性疾患の発症機構解明に向けた微小重力環境下でのアミロイド線維形成と性状評価」。
その代表研究者である、自然科学研究機構 生命創成探究センター長 加藤 晃一 教授に話を伺いました。
協力:自然科学研究機構
ドクター金井の宇宙ラボ VOL.2 船外活動(2018/4/12 公開)
日本時間2018年2月16日、ISSに滞在中の金井宣茂宇宙飛行士が日本人として5年ぶり・4人目となる船外活動(EVA: Extravehicular Activity)を行いました。
一口で船外活動と言っても、実際に宇宙空間へ人間が出るためには“小さな宇宙船”である宇宙服を着るなど、多くの準備が必要な活動です。
また実際に船外活動を行う際には地上の管制官との連携も密にしながら行わなければならない、とてもチャレンジングです。
船外活動とはどのようなものなのか、大西卓哉宇宙飛行士が解説します。
ドクター金井の宇宙ラボ VOL.3 アジアン・トライ・ゼロG(2018/4/18 公開)
日本時間2018年2月13日、金井宇宙飛行士が「アジアン・トライ・ゼロG2018」を実施しました。
この取り組みは、アジアの学生・若手研究者から募集した簡易物理実験テーマを日本人宇宙飛行士が行うものです。
今年は、7か国から169テーマが集まり、そのうち8テーマを選定、ISSに滞在中の金井宣茂宇宙飛行士が実施しました。
実験結果は、アジア各国の提案者が解析中ですが、以下のホームページに実験映像をノーカットで公開していますので、参考にご覧ください。
<日本語版はこちら>
Kibo-ABCニュース:金井宇宙飛行士が、アジア学生験"AsianTryZero-G 2018"を実施。
見守る学生も、宇宙実験教室in「きぼう」の結果にハラハラ、ドキドキ。
ドクター金井の宇宙ラボ VOL.4 超小型衛星放出(2019/1/9 公開)
地上約400kmにある宇宙実験施設、国際宇宙ステーション(International Space Station:ISS)「きぼう」日本実験から地球に向けて放出される、超小型衛星と小型衛星放出機構(JEM Small Satellite Orbital Deployer: J-SSOD)の紹介映像です。
どれくらい小型でそのサイズで何ができるのか?
超小型衛星は何に利用されるのか?
チャレンジしてみませんか?
2018年5月11日に、ISSから放出された、超小型衛星の放出の様子もご覧いただけます。
1KUNS-PF [ケニア共和国]
IRAZU [コスタリカ共和国]
UBAKUSAT [トルコ共和国]
ドクター金井の宇宙ラボ VOL.5 簡易曝露実験装置 ExHAM(2019/1/11 公開)
国際宇宙ステーション(International Space Station:ISS)の環境を利用して材料や部品がどのように変化・劣化するのか、宇宙空間に浮遊している物質はないか、ということを調べるための装置、簡易曝露実験装置 ExHAMの紹介映像です。
ISS・「きぼう」日本実験のエアロックから取出して、ISSの外に取り付けます。
ExHAMで行われた、東京薬科大学の山岸 明彦 教授による「たんぽぽ計画」による宇宙空間を飛び交う塵の捕集についてなどをご紹介しています。
【参考】