若田宇宙飛行士が「きぼう」日本実験棟から計4基の超小型衛星を放出

2013年11月21日(木)

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  • 宇宙飛行士と国際宇宙ステーション(ISS)
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「こうのとり」4号機で運んだベトナムの小型衛星も無事放出星

11/19午後9時17分(GMT)に放出された超小型衛星3基 (C)JAXA/NASA


「ピコドラゴン」は一辺わずか10センチの立方体で、重さは1キロというミニミニ衛星

国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一宇宙飛行士は、11月19日(月)から20日(火)にかけて「きぼう」日本実験棟から、超小型衛星4基の放出作業を行いました。

放出されたのは、JAXAが公募し、東京大学/ベトナム国家衛星センター/(株)IHIエアロスペースが開発した地球撮影を行うピコドラゴン、NASAが公募して米国企業が開発したArdusat-1とArdusat-Xの3基とNASAエイムズ研究センターが開発したTechEdSat-3です。

11/20午後4時58分(GMT)に放出されたNASAの超小型衛星 (C)JAXA/NASA

若田さんは「きぼう」船内実験室のエアロックから小型衛星放出機構を船外に設置し、ロボットアームを使って所定の方向に移動させた後、衛星を放出しました。

「きぼう」のエアロックで放出の準備をする若田さん (C)JAXA/NASA

ISSは11月20日で15歳になりました

国際宇宙ステーション(ISS)は、11月20日、建設開始から15年を迎えました。日本時間1998年11月20日午後3時40分に、ISSの最初のモジュールである「ザーリャ」(基本機能モジュール)がカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。

最初のモジュール「ザーリャ」(左)と結合部「ユニティ」(右)
(C)NASA

(C)NASA

さらに詳しく知りたい方はコチラ

若田宇宙飛行士最新情報

【おすすめ図書】
「国際宇宙ステーションとはなにか」
著者:若田光一
発行:講談社ブルーバックス
定価:940円+税
ISBN:978-4-06-257628-4
若田さんが自らの体験を通してISSの仕組み、宇宙飛行士の衣食住、訓練などを語ります。