ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)の軌道変更運用(近地点高度上昇)の完了について

2017年1月13日(金)

  • プロジェクト
  • 人工衛星・探査機
このエントリーをはてなブックマークに追加

ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)の軌道

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)について、平成29(2017)年1月7日、軌道変更運用(近地点高度上昇)が完了したことを確認しました。

衛星の状態は正常です。

軌道変更運用後の軌道情報
遠地点高度 約32,110km
近地点高度 約460km
軌道傾斜角 約31度
周期 約565分


軌道変更運用解説

衛星に搭載された推進系(RCS)のガスを噴射し、近地点高度(衛星が地球に最も近づく点の高度)を上げる運用。「あらせ」はイプシロンロケットにより近地点高度約214km、遠地点高度約32,250kmの軌道に投入されていましたが、今回の運用により、近地点高度約460km、遠地点高度約32,110kmの軌道に遷移しました。