11月14日はスーパームーン
2016年11月11日(金)
- 天文観測
寒くなってきたね~、ホシモだよ!「スーパームーン」って、聞いたことある?
月が一番地球に接近する日の満月・新月を「スーパームーン」って呼ぶんだって。
しかも11月14日の満月は、21世紀では最も地球に近くて、次に満月がこんなに近づくのは2034年!
NASAのサイトでは「スーパーペリジムーン(Super Perigee Moon)」なんて呼ばれ方もしているよ。
Perigeeってなんか聞いたことあるぞ…ペリ爺、じゃなくて、ペリジは近地点(地球から最も近い点)のことだね!(ちなみに遠地点(地球から最も遠い点)はアポジというよ。)
月は楕円の軌道を描きながら地球の周りを回っている。だから地球に一番近い時と一番離れている時では、48,000kmくらいの差があるんだ。
どのくらい大きく見えるのかな?
満月の大きさくらべ(C)国立天文台 天文情報センター
一番離れている時の満月より14%も大きく、30%も明るく見えるんだって。11月14日の月の出、月の入りはこちらで調べてみよう。
月のことをもっと知りたい!
2007年9月に打ち上げられたJAXAの月周回衛星「かぐや」は、約1年5ヶ月にわたって月の周りを回りながら観測をしたんだよ。14種類のミッション機器が搭載された「かぐや」の観測で、月の表と裏で異なる月の重力場や永久影の存在がわかったり、月全体の正確な地形図が作成されたんだって。
「かぐや」搭載のハイビジョンカメラが世界で初めて月から満地球を撮影した映像も話題になったね!
満地球を撮影できるタイミングは、月、地球、太陽と「かぐや」の軌道が一直線の位置関係に並ぶ、年に2回しかない貴重なものなんだって。
この「かぐや」搭載のハイビジョンカメラが撮影した全データが2016年9月に公開されたんだ。美しい地球や月の映像をぜひ見てみてね!
これからの月探査
SLIM 月着陸のイメージ
いまJAXAでは、将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術を研究し、それを小型探査機で月面にて実証する計画、月面着陸無人小型探査機SLIM (Smart Lander for Investigating Moon) の研究をすすめているんだって。
「降りやすいところに降りる」から「降りたいところに降りる」時代に向けて、日本初の月面着陸を目指すSLIMにこれからも注目してみよ~っと。
参考リンク