油井宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから地球へ無事に帰還しました!

2015年12月12日(土)

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  • 宇宙飛行士と国際宇宙ステーション(ISS)
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ソユーズTMA-17M宇宙船(43S)帰還カプセルから運び出された直後の油井宇宙飛行士



「ただいま。体調は大丈夫です。重力を感じます。宇宙も素晴らしいですけど、地球もいいですね。冷たい風が心地いいです。」 (帰還直後の油井さんのコメント)

12月11日(金)、142日間に渡って国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在していた第44次/45次長期滞在クルー(油井亀美也、セルゲイ・コルネンコ、チェル・リングリン)を乗せたロシアのソユーズ宇宙船(TMA-11M/43S)が、カザフスタン共和国の雪原に無事着陸しました。

ソユーズ宇宙船は、午後6時49分、ISSから分離した後、高度140キロ付近で、帰還カプセルが切り離されました。大気圏に突入したソユーズ宇宙船は、最後はパラシュートを開いて地上に降下し、午後10時12分ごろ(日本時間)に着陸しました。

この後、油井宇宙飛行士ら3名のクルーは、着陸地からカザフスタン共和国のジェズカズガン空港に向け移動しました。


長期滞在中の油井さんの主な活動

ISSのロボットアームに把持される
「こうのとり」5号機

油井宇宙飛行士、ISSとの通信役の若田宇宙飛行士、日本の「こうのとり」運用管制チームが一体となって、「こうのとり」5号機のミッションを成功させました。油井さんは日本人として初めて、ISSのロボットアームで「こうのとり」を把持する操作を担当し、正確無比なキャプチャが高く評価されました。


小動物飼育装置(MHU)

老化・加齢のメカニズム研究などに利用される小動物実験装置を設置し、検証作業を行いました。


高エネルギー電子・ガンマ線観測装置(CALET)の曝露パレットから船外実験プラットフォームへの移設

暗黒物質などの解明を目指す実験装置「高エネルギー電子・ガンマ線観測装置(CALET)」の設置を支援しました。


S-CUBE放出後、「きぼう」から放出の成功を伝える油井宇宙飛行士(出典:JAXA)

ブラジルが開発した超小型衛星や千葉工大の流星観測衛星を「きぼう」日本実験棟のロボットアームを使って放出しました。


ソユーズ宇宙船のハッチが閉じられる様子


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