「超絶体験! あなたはどっち派? ロケット発射音 ~イプシロンとH-IIB~」~Maker For Tokyo 2013 連動イベントにおじゃましました~

2013年11月6日(水)

  • イベント
  • ロケット
このエントリーをはてなブックマークに追加



11月4日、日本科学未来館で行われた「Maker Faire Tokyo 2013」(主催:株式 会社オライリー・ジャパン)の連動企画として、イプシロンロケットとH-IIBロケットの打ち上げ音響体験が JAXA 職員の梶川さん・森さんによる解説付きで行われました。

開始時刻におじゃますると、会場である未来館7階イノベーションホールは100名 を大きく上回る参加者で満員!
JAXA 解説員の梶川さんによると、音響の「聴き比べ」は珍しい催しで、録音場 所はいずれも打ち上げ場所から 3km 程度離れた区域であるそうです。

さて音響体験第一弾は、大型基幹ロケットH-IIB!
はじめに解説があり、液体燃料と固体燃料の複合ロケットであること・日本科学 未来館の高さよりも高いことなどを学びました。
そしていよいよ発射!ゴゴゴゴゴと低く大きく唸る打ち上げ音を体験しました。

続いて、新型ロケット・イプシロンの音響体験。
こちらも解説により、1段目が固体燃料のみのロケットであること、H-IIBの半分程度の大きさであることなどの説明を受けてから、バリバリバリ~!と高く裂くような音を体験しました。

2機の音響体験終了後にJAXA梶川さんが
「H-IIBは重低音でお腹に響きます。液体燃料エンジンと固体燃料エンジンの複合であるから、音も複雑になります。対してイプシロンは、一段目が強力な固体燃料エンジンだけで構成されているので、固体エンジン特有のバリバリと胸に響く力強い音のみがするのです」と説明されると、参加者の皆さんは納得されたように頷いてらっしゃいました。

最後に、連続でH-IIBとイプシロンの音を聴き比べて、確かに音の種類が違うことを実感してイベントは終了となりました!

また、会場では写真集「イプシロン・ザ・ロケット」のオリジナルポストカードが先着50名様にプレゼントされました。イプシロンロケットの開発から打ち上げまでを撮影された西澤丞さんも来場され、写真集を購入された方へのサイン会が開催されていましたよ!