参加者A:何回も済みません。私もいつも星を見ているんですが、土井少年もかつては天文少年だったと言われています。宇宙に行かれたとき、確かに星空を見ていると思うんですよね。船外活動をされたときに一番たくさん見ているんじゃないかなと思うんですよ。星を見て、地球を見ると、いかにも地球というのは非常に美しくてすばらしくて、平和な星だということがよくわかると思うんですね。最終的に地球の中は平和じゃなくちゃいけないなと、だからもっと世界じゅうの偉い人を、戦争をやってる張本人をロケットで飛ばして、宇宙の外に出て地球を見させなさいよと、そうすると国境もないし、非常にきれいな美しい地球を見ることができる、もっと心が豊かになって、狭い心で戦争するんじゃなくて、もっと平和な美しい地球を守っていこうというような気持ちになれるんじゃないかなと私は常々思っているんですが、いかがでしょうか。
土井:まさにAさんの言うとおりですね、宇宙から地球を見ると、本当にすばらしい美しさですね、それに心を打たれて、だれもが宇宙にただ1つ存在しているこの地球を守っていきたいと、美しく保っていきたいと思うと思うんですね。それからもう1つは、やはりこの宇宙空間を見ると、昼間は真っ暗なんですけれども、昼間は星は見えないんです。ちょうど網膜が縮んでしまって、小さくなってしまっているんで見えないんですけれども、真っ暗な宇宙空間の中に地球が1個だけ浮いていると。この宇宙空間、これだけ無限の中に、今私たちの住めるこの星1個しかないと。そうすると、この星は本当に大事にしなくちゃいけない、戦争なんかやってる暇はない、公害なんかつくっている暇はないと、そんなふうに思うんです。そういう気持ちをみんなに共有してもらうために、多くの方々に宇宙に行ってこの地球のすばらしさを満喫してほしいと思いますし、そのために先ほど出たような宇宙観光旅行という話がだんだん出てきてますし、今は高すぎて本当にお金持ちの人しか行けないですけれども、将来はだれでも行けるようなロケットをつくっていかなくちゃいけないなと思います。
先ほど、日本で有人ロケットができないんじゃないかという話もちょっとありましたけれども、これは後半のほうに回したいと思いますけれども、でもどうにかして私たちは安く安全に宇宙に出て行く、そういう手段をつかまなくてはいけないと、それが日本でやるべきかどうか、これは非常に大きな問題、これから日本が、私たち国民が決めなくてはいけない問題かなと思います。
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