今日は「はやぶさ、おかえりー!」の日
2014年6月13日(金)
- プロジェクト
- 人工衛星・探査機
NASAが撮影した「はやぶさ」 |
7年あまりの旅が終わった…
2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」は7年あまりの旅を終えて地球への帰還を果たしました。
落下地点となったオーストラリア・ウーメラ砂漠の満天の星々に埋め尽くされた夜空の中、夜11時21分(現地時間)に、「はやぶさ」は北西から小さな光る点となって現れました。
「はやぶさ」本体はまだ残っていたキセノンガスと化学エンジンの酸化剤によって満月の倍くらいのまばゆい光を放ちながら2度大きく爆発して、およそ45秒ほどで南十字星の方角に消えていきました。
ヘリコプターから撮影した再突入カプセル |
燃え尽きようとする「はやぶさ」の脇にはスーッと一筋の光が伸びていました。「はやぶさ」本体から切り離されて地球に降りてきたカプセルでした。カプセルは予想された落下地点にほぼぴったりに落下しました。すぐにヘリコプターが上空から砂漠に落下したカプセルの姿が確認されました。 |
2592日間かけて地球と小惑星の間をおよそ60億kmを飛行した「はやぶさ」の旅はここに終わりを迎えました。この大成功に日本中の人々が感動し、大喜びしました。
「はやぶさ」は社会現象として注目を集めた
「はやぶさ」の帰還をきっかけに、私たちの身の回りには関連イベントや映画、書籍、グッズなどがあふれました。
「はやぶさ」への応援と感謝がさまざまな形となって表現されたのでした。
帰還した本物の再突入カプセルは日本全国計69カ所を巡回し、約89万人もの来場者を集めました。
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全国各地で実物大や1/2スケールなど大きな模型がたくさん作られました。
「はやぶさ」をテーマにした映画が一年たらずの間に4作品も制作されて、全国のプラネタリウムや映画館などで公開されました。
レゴブロックやiPhoneケースなどさまざまなおもちゃやグッズも大好評。本もたくさん出版されました。
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「はやぶさ」から「はやぶさ2」へ
感動の帰還から4年。今年度はいよいよ「はやぶさ2」が宇宙へと旅立ちます。皆さまからの変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いします!
「はやぶさ2」(想像図)