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ISS内部の環境維持はどのように行うのですか?

国際宇宙ステーションについて

2013年2月27日(水) 更新
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ISS内部は地上と同じ1気圧に保たれます。ISSの壁は頑丈なアルミニウム合金で作られており、ISS外部の真空の宇宙空間との1気圧以上の気圧差にも十分耐えられるように設計されています。
ISSを構成するモジュールどうしの結合部にはO(オー)リングというパッキングが挟まれており、ここから空気が漏れることのないようになっています。

こうしてISS内部は1気圧を保っているのですが、宇宙船の結合時や船外活動時のハッチの開閉や実験運用で行う真空排気、除去した二酸化炭素の船外への廃棄などによりわずかづつではありますが、空気が逃げていきます。
船外へ逃げる空気の量は通常活動時で1日に約3.6グラム(2003年の時点のデータ)と言われています。
この逃げた分は、主にプログレス補給船で運ばれて補充されます。またスペースシャトルがドッキングした際にも酸素と窒素ガスがISSのエアロック外部に取り付けられた高圧の酸素タンクと窒素タンクに補充されます。

地球上の空気は、約21%の酸素と約79%の窒素から構成されています。
厳密にはその他の微量な成分も含まれていますが、この2つさえあれば十分です。ISS内の空気は絶えず循環されており、人間の呼吸により発生する二酸化炭素を除去すると共に、ほこりや微量の汚染ガスを取除いてきれいにし、湿度調節なども行われ、人間が快適に生活できる環境が維持されます。
ISS内の空気はこのようにして1気圧の呼吸できる環境に保たれています。


環境制御・生命維持システム(ECLSS)のイメージ
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