FAQ

放射線の影響を考えた場合,現在の技術水準では人間はどのくらいの期間宇宙に滞在しても問題ないのでしょうか?

宇宙飛行士について

現在、宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)の外部諮問委員会である有人サポート委員会において、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人宇宙飛行士の宇宙放射線被曝を適切に管理するための方法などを検討しており、2002年4月には、国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士の放射線被曝管理指針が出されました。

太陽活動が通常の場合は、ISSでの6ヶ月程度の滞在であれば、この提案した線量限度内におさめることは可能であると考えていますが、実際の宇宙滞在では太陽活動の変動などがあり、単純に何ヶ月程度なら問題ないと言うことは難しいと考えています。