月周回衛星「かぐや」の観測成果に関する記者説明会
2017年10月18日(水)10:30~
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月周回衛星「かぐや」(SELENE)の観測成果についての説明が主目的です。本成果は、米国学術誌「Geophysical Research Letters」に掲載される予定です。
日時:10月18日(水)10:30~11:30
登壇者:
郭 哲也(かく てつや)
(東海大学大学院 工学研究科 修士課程1年
JAXA宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 技術研修生)
春山 純一(はるやま じゅんいち)
(JAXA宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 助教)
春山先生,郭先生おめでとうございます。特に春山先生は,2009.11.03のISASメールマガジンで,このマリウスの丘の縦穴発見報告と関連する溶岩チューブの存在を予言していましたが,かぐやのレーダサウンダーと米国の探査機グレイルによる重力場データの両方から,データにより実証できてよかったですね。
今回の記者説明会残念なのは,勉強不足の記者が多かったのか,2019年のISASの小型月着陸実証機 SLIMの計画との関連を質問する記者がいなかったことです。
SLIMの着陸探査の重要な目標にマリウス丘の縦穴と溶岩チューブを,強く提案する記者がいて,当然でしょう。中国の心配をしている場合か!