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JAXAデジタル遺構 竹崎射点 TR-IAランチャ(発射設備)

撤去直前のTR-IAランチャ
撤去直前のTR-IAランチャ

種子島宇宙センターのロケット打上げは、竹崎射点から始まりました。1990年代に「TR-IAロケット」打上げに使用されていたランチャは、宇宙開発史の遺構として長らく野外展示されていましたが、老朽化が進み2025年2月に撤去いたしました。JAXAでは、本遺構の3次元測量を実施し、後世へデジタルデータとして保存を継続いたします。

・撤去直前の状態をデジタル遺構として再現しました。 ・画面下の数字ボタンを押すとアングル移動します。

TR-IA型ロケット(愛称「たけさき」)について

1990年代当時のTR-IA型ロケット
1990年代当時のTR-IA型ロケット

宇宙実験用小型ロケットで、宇宙ステーションの初期利用に向けた宇宙実験技術の高度化、共通実験、装置の要素技術開発等を目的とし、1991年から1998年まで7機のミッションが行われました。打上げで使用されたTR-IAランチャは、役目を終えた後、2000年代は格納建屋に保管されていましたが、その後建屋を撤去し一般公開していました。

3次元測量に関して

三次元測量の様子
三次元測量の様子

ドローンによる上空からのスキャニングと地上設置のレーザースキャナ―で3次元データを取得します。本サイトで公開しているモデリングは、Web表示用にポリゴン数を大幅に削減していますが、デジタル遺構の記録としてはミリ単位のデータが記録保存されています。

ドローンオペレーション

合同会社エフプラン

地上レーザースキャン

株式会社田上重機開発

3Dモデリング・Webコンテンツ制作

合同会社ピッコロ