衛星バスシステム開発担当(主にミッションデータ伝送系)

稲岡 和也いなおか かずや


「いぶき2号」は打ち上がってからが本番です。「いぶき2号」が宇宙でしっかり仕事できるよう、今後は運用担当として携わり、貢献していけたらと思っています。

衛星の基本的な機能を提供するバスシステム(電力・姿勢制御・通信など)の主にミッションデータ伝送系の開発を担当しました。バス系はミッション系(温室効果ガス観測センサなど)とは違い目立ちませんが、ミッションデータ伝送系で言うならセンサが観測したデータを記録し地上に高速伝送する、無くてはならない機能です。私は「いぶき2号」の開発に3年半前に加わりました。その時の「いぶき2号」は机上の設計が終わり、ものづくりが始まろうとしたところでした。そこから担当する機器でもいくつかの困難がありましたが、プロジェクトメンバー・開発メーカ・JAXA社内外の関係者の方々のお陰で、乗り切れたと感じています。今、打ち上げを直前に迎えほっとしたいところですが、「いぶき2号」は打ち上がってからが本番です。「いぶき2号」が宇宙でしっかり仕事できるよう、今後は運用担当として携わり、貢献していけたらと思っています。

2018年10月23日(火)更新