GOSAT-2プロジェクトマネージャー
平林 毅
まとめ役として心がけていることは、相談を受けたらできるだけその場で方針を早く決めることです。
いぶき2号は世界各国の温室効果ガスの排出量や削減取り組みを検証し、人類共通の課題である温暖化対策に貢献することを目指した衛星なので、やりがいと誇りを感じながら、開発を行ってきました。一方、開発を進める中で色々と技術課題が発生し、一つ一つ徹底して対処してきましたが、徐々に開発スケジュールが厳しくなり、最後の1年は関係者が一丸となって頑張り切ったおかげで、なんとか目標とした打ち上げ時期を守ることができ、ほっとしています。いよいよ打ち上げということで衛星開発として最終局面ですが、一方で、衛星は打ち上がってからが運用が開始するので、最後の一歩と新たな一歩との大事な節目となる打ち上げに向けて、改めて気を引き締めて臨みたいと思っています。また、約4年半の衛星開発の中で、チームメンバーそれぞれが責任感と主体性をもって仕事に取り組んでくれ、経験を重ね成長してくれたことも、今回の衛星開発での財産だと思っています。
2018年10月15日(月)更新