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革新的衛星技術実証3号機/イプシロンロケット6号機
宇宙をつかう 未来をつくる
イプシロンロケットを支える人々
中谷 幸司
所属
宇宙輸送技術部門 イプシロンロケットプロジェクトチーム
担当
打上げ執行責任者代理／ロケット主任代理
担当業務
RAISE-3、キューブサット、QPS-SARを確実に軌道に送り届けるために、自身のロケット開発と衛星開発の両方の経験を活かしながらロケット班とペイロードインタフェース班の連携に留意した作業計画の立案と管理を指揮しています。また、QPS-SARの打上げ受託スキームの構築を担当しました。さらに、現在開発中のイプシロンSロケットによる打上げ輸送サービスを見据えた段階的な民間移管の活動をJAXA関連各部署およびシステムメーカの皆さんの協力を得ながら進めています。
ロケットの見た目はこれまで通りですが、打上げに向けたJAXAとシステムメーカの役割分担がこれまでの打上げと大きく変わります。システムメーカが担う役割が増え、将来の打上げ輸送サービス化に向けた大きな一歩を踏み出します。このために昨年の５号機の打上げ後から約１年間にわたり様々な調整を重ねてきました。システムメーカの皆さんとは時には熱く（激しく）議論することもありました。イプシロンロケット６号機の打上げは、強化型イプシロンロケットからイプシロンSロケットにバトンタッチするためにも非常に意義深い打上げとなります。
轟音とともに上昇していくロケットや軌道上で活躍する衛星たちを応援するとともに、打上げ輸送サービスを見据えた段階的な民間移管を進めている数多くの方々の活躍にもぜひ思いをはせていただければと思います。