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革新的衛星技術実証3号機/イプシロンロケット6号機

宇宙をつかう 未来をつくる

イプシロンロケットを支える人々

木下 昌洋

所属
宇宙輸送技術部門 イプシロンロケットプロジェクトチーム

担当
ロケット班機構係

担当業務
イプシロンの各段モータ等の固体推進系と、地上設備(整備塔/ランチャ)の維持管理を担当しています。
射場作業が始まると機構系担当として、機体組立・設備運用作業を丁寧に進め、確実な打上げに向けた準備を進めて行きます。

打上げ当日の作業は打上げの約6時間前から始まります。
丁寧に機体・設備の最終点検を進めて行き、打上げ約3時間前にいよいよランチャ旋回となり、機体が発射位置に移動します。その後も控室に戻って各データの監視を行うなど、打上げまで気が抜けない状況は続くのですが、機構系の作業としてはこのランチャ旋回が大きな山場です。
このため、個人的にはロケットが飛んでいく光景よりも、このランチャ旋回が終わった時の景色が強く印象に残りがちです。毎回ながらランチャ旋回が完了し、発射位置に来た機体を見ると「無事にここまで来れた」という安堵と「いよいよ打上げだ!やるぞ!」という熱意が同時に湧き上がってきます。

6号機の打上げ予定時刻から逆算すると、深夜から作業が始まり、ランチャ旋回はちょうど明け方になります。天気が良ければ、ちょうど海から登り切った朝日と、それに照らされるイプシロンを同時に見ることができそうです。

打上げの実況放送のなかで、もしくは内之浦現地で、ぜひご覧ください!