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革新的衛星技術実証3号機/イプシロンロケット6号機
宇宙をつかう 未来をつくる
イプシロンロケットを支える人々
久冨 貴弘
所属
宇宙輸送技術部門 イプシロンロケットプロジェクトチーム
担当
ロケット班アビオ係
担当業務
イプシロンロケット6号機の打上げ作業では、アビオニクス系を担当しています。アビオニクス系とは、ロケットに搭載された電子機器の総称で、フライト用の計算機・センサ・アクチュエータ等様々な機器から構成されています。
打上げ直前まで、これらの機器が健全に動作しているか様々な試験でしっかりと確認を行い、完璧な状態で打上げに臨めるようにするのが私の仕事です。
アビオニクス系の中でも、TVCという姿勢制御系機器を主に担当しています。
TVCはThrust Vector Control systemの略称で、1段・2段モータのノズルをアクチュエータという機械で押し引きしてロケットの姿勢を制御する装置です。電気系機器の中でも特にTVCはパワフルな機械で、ロケットの飛行経路を制御するための縁の下の力持ちです!ロケットの外側からは見えませんが、機体の中で、衛星を無事に宇宙に届けるべく懸命に動作しています。打上げ中継の中で、「熱電池駆動(X-15secあたり)」と聞こえたらTVCに電源が入った合図です!是非、その際にはTVCの事を思い出してあげてください。
強化型イプシロン最終号機である6号機の打上げ成功に向け、応援よろしくお願いします!