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革新的衛星技術実証3号機/イプシロンロケット6号機

宇宙をつかう 未来をつくる

イプシロンロケットを支える人々

原 利顕

所属
宇宙輸送技術部門 イプシロンロケットプロジェクトチーム

担当
ペイロードインターフェース班 班長

担当業務
衛星とロケットのインタフェースに関する業務を担当しています。衛星を宇宙に送り届けるため、衛星の投入軌道や分離時の姿勢、分離機構の設計など衛星とロケットの間の様々な条件を調整して決めていきます。また、衛星の射場での作業計画を調整し、打上げまでの作業が滞りなく進むようお手伝いをします。こうした様々な調整を綿密に行い、衛星が安心してロケットに乗ってもらえるようにすることが私の業務です。

打上げを約1ヵ月後に控えた射場では、衛星が次々と射場に搬入されてロケットに引き渡されているところです。私がこの業務を担当して印象的に感じるのは、衛星がロケットに引き渡されるときに衛星開発機関の方から垣間見える安堵した表情です。手塩にかけて育てた衛星にお別れと感謝を告げる方もいらっしゃいます。そのような光景を見るたび、開発の苦労や困難を乗り越えてここまでこられたのだろうということを肌で感じます。たくさんの思いと期待が詰まった大事な衛星8基を無事に宇宙に送り届け、そして宇宙でのミッションが達成できるように、打上げ成功に向けて全力を尽くします。