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新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1) × H3ロケット7号機
H3ロケット7号機概要

H3ロケットは、次世代の大型基幹ロケットです。日本が宇宙への輸送手段を持ち続けられるように、今年2025年6月に運用終了したH-IIAロケットの後継機として開発されました。
7号機は、H3ロケットのなかで最も打上げ能力の大きい「H3-24W」形態の初めての打上げです。
LE-9エンジン(Type1A)2基、固体ロケットブースタ(SRB-3)4本、ワイドフェアリングを使用します。
搭載ペイロードは新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)です。国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を担うHTV-XにはNASAをはじめ世界からの期待が寄せられており、H3ロケット7号機はその大きな期待を背負って打上げに臨みます。
機体形態

HTV-X対応開発

H3ロケットの標準ペイロードよりもサイズ・重量ともに格段に大きなHTV-Xの打上げに対応するため、HTV-X対応開発を行いました。当該開発では、単に機体の大きさや打上げ能力をHTV-Xに対応させるだけでなく、ユーザーであるHTV-Xプロジェクトの要望を多く取り込み「HTV-X側の作業のしやすさ」を考えた設計が随所に施されています。
例えば、HTV-Xではカーゴ搭載性改善のため下部に与圧部を、上部に暴露カーゴを搭載する形態となっています。これに対応するため、H3ロケット側はワイドフェアリングを新しく開発しました。フェアリングの大きさをHTV-X仕様としただけでなく、与圧部へのレイトアクセスのための大型ドアを設けました。また、衛星分離部もサイズの大きいHTV-Xに対応した専用品を開発し、与圧部への衝撃環境を和らげるための工夫等を行いました。
7号機で初打上げとなる「H3-24W形態」は、H3ロケットが目指す「ユーザーフレンドリーなロケット」を象徴する機体といえます。
過去のミッション
H3F5特設サイト
H3F4特設サイト
ALOS-4×H3特設サイト
H3ロケット試験機2号機特設サイト
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