JAXAタウンミーティング

「第2回JAXAタウンミーティング」in前橋テルサ(開催日:2004年9月19日)
  アンケート集計結果(有効回答数:228)


第2回目は「宇宙飛行士と語ろうinぐんま」の一環として開催され、高校生の参加が多く、一般の方との間で「世界平和・地球環境・人類の利益」の観点から密度の濃い活発なディスカッションがなされました。
アンケート集計結果でも「国家の威信の為ではなく、人類・地球のプラスになるよう宇宙開発を行うべきだ」といったようなご意見を多数頂いております。
又、「宇宙開発で主導権を握り世界をリードして欲しい」と心強い応援を頂く一方、「各国が競うのではなく、得意分野・技術を生かし協力して宇宙開発を行うべきだ」といったグローバルなご意見も頂きました。


【選択式】
性別年齢
職業関心理解
日本の宇宙開発有人宇宙活動
有人ロケット開発有人月ミッション
有人火星ミッション宇宙ステーション計画
宇宙観光
【記述式】

「日本の宇宙開発に関するあなたのご要望をお聞かせください」
  • 世界をリードするように、積極的に進めてほしい。宇宙の環境破壊を行わないよう、
    宇宙開発のときから環境問題を考えて、後手にならないようにしてもらいたい。

  • アポロの月面着陸は、自分が中学生の時でした。当時の私たちには大きな刺激と影響を与えた出来事で作文にも月旅行も、夢でなく現実となるだろうと書いた覚えがあります。今から30数年前のことです。この30年間で日本の宇宙開発も進み、実績もあると思います。さらに夢を現実にしていって欲しい。日本人のため、人類のため、役立つ開発を希望します。

  • アメリカ主導で宇宙開発が今すすんでいる感がある。その国がイラクなどで世界の人を苦しめている。そういう国に、将来の宇宙開発を任せたくない。JAXAにはがんばって世界の宇宙開発の中での日本の主導権を広げてほしい。従って、有人技術開発は必須です。


「今後どのようなテーマでJAXAタウンミーティングを開催すべきだ思いますか?」
  • 「宇宙環境」について 、「宇宙計画」について、「宇宙進出」と「地球保護」(永住)のバランス、考え方について

  • 「くらしを豊かにするには」「人類をひとつにすれば」「宇宙コロニー」「移住」「食糧難」。今回のタウンミーティングはこれからこういう宇宙開発をするけどよいか、と聞いているようでした。

  • 今日のテーマはなんとも結論が出にくいテーマだと考えていました。自分なりの考えさえまとまりませんでした。しかし、ミーティングに参加して、このテーマだからこそいろんな角度から意見が出せ、司会も会場の流れに沿って進行できるのだなと思いました。結論として、このテーマで各地でミーティングをして、それぞれの角度から、見ていくと、何か見えるのではと思いました。


「今回のJAXAタウンミーティングに参加してどうでしたか?」
  • タウンミーティングの中で、参加者と討論を開くのは無理があります。JAXAの活動は、ほとんどの国民が応援しております。国民は宇宙活動の中で基本的な産業的な成果ばかりを求めているわけではありません。宇宙の神秘を知りたい、生命の謎を知りたい、あの空のむこうにあるものを見てみたい、そんな事で良いのではないかと思います。こういった機会には、その宇宙の素晴らしさ、JAXAの活躍などのお話しをたっぷりと聞きたかった様に思います。

  • ディスカッションが多く、とても面白かった。内容が膨らんでとてもレベルの高い次元で話し合いができるので、こういった機会をもっとふやして欲しいと思った。ただ、何となく、こちら側の知識がないために、まだ少し、JAXA側の意見ばかり強調されているような気がした。知識のギャップを埋めたディスカッションがなされるべきだと思う。(国民の大半は宇宙開発についてほとんど知らないのですから)

  • 現在は月や火星への移住計画がさけばれスペースコロニーを作ろうという声も聞かれます。その中で今日地球を出て行くことより宇宙から地球を見ることで地球のことを改めて教えることの方が大事だと言っていたのを聞いて安心しました。ぜひ地球を捨てることを考えるのではなく救うことを考えてください。

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