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ボイジャー1号が太陽圏を脱出

2013年9月17日(火)

  • 海外
  • 人工衛星
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2013年9月12日、NASAがボイジャー1号が太陽圏を脱出したと公式に発表しました。これはある意味で人類史に残る快挙といえるかもしれません。なにしろ、人類史上初めて恒星間に探査機を送り出した、ということですからね。

ボイジャー1号(提供:NASA/JPL)ボイジャー1号(提供:NASA/JPL)


ボイジャー1号が太陽圏を脱出したのは2012年8月25日、この日、ボイジャーが捉えた電荷を帯びた粒子の密度が太陽圏の外で観測されると予想された数値と一致しました。この観測結果を慎重に検討して今回の発表に至ったというわけです。実はこれまで何度か「ボイジャー1号太陽圏脱出か?」というニュースが報じられてきましたが、今回はNASAのボイジャーチームが公式に脱出を発表したということで大きなニュースになっています。

さて、ここまで「太陽系」ではなく「太陽圏」という言葉を使ってきました。この二つ、似ているようですが、ちょっと違います。太陽は太陽風と呼ばれる電荷を帯びた粒子の流れを宇宙空間に放っています。この太陽風は、まるで大きな泡のように太陽の周りを覆っていて、太陽系の惑星は全てこの泡の中にあります。この泡のことを「太陽圏(ヘリオスフィア)」と呼んでいるんです。

ボイジャー1号の位置(提供:NASA/JPL)ボイジャー1号の位置(提供:NASA/JPL)


ボイジャーが到達したのはこの「太陽圏」の端(ヘリオポーズ)です。実は「太陽系」はまだずっと先まで続いているんです。たとえば、彗星や小惑星一部などがこの太陽圏よりも遠い所から来ていることがわかっています。このことから「オールトの雲」と呼ばれる小天体の集まりが雲のように太陽圏の外側を覆っているのではないかと考えられています。

オールトの雲がどこまで広がっているのかはまだはっきりしていませんが、一説ではボイジャー1号がオールトの雲の内側に到達するのに300年、オールトの雲を抜け出し、太陽系の外に出るのは3万年以上かかるだろうと考えられています。そして、約4万年後、ボイジャー1号はきりん座のAC +79 3888という星から1.6光年のところを通過します。

ボイジャー1号が今いるのは太陽から約187億キロの彼方。数字が大きすぎてあまりピンときませんね。1秒間に地球を7周半する光の速さでも往復に35時間かかります。おめでとうを言っても、返事が戻ってくるのは35時間後です。

地球からボイジャー1号のいる方角を見ると、ちょうどへびつかい座の右肩あたり。へびつかい座は夏の星座ですね。初夏から初秋が見頃です。もちろんボイジャー1号は小さすぎて直接見ることはできませんが、あのあたりにいるんだなと思って夜空を見あげると、いつもの星空が少し違って見えるかもしれません。


ボイジャーファンにはぜひ「スタートレック」映画版1作目を
見ておいてほしい。

オールトの雲って広いんですね。
ボイジャーはどうなるのでしょうか?

オールトの雲を抜け出し、太陽系の外に出るのは3万年以上かかるだろうと考えられています。

いやいや 笑 無数の彗星がうずまく、いわば壁を超えられるわけがない
待ち受けるのはタイタニックだよ(´・ω・`)

つまりは旅行者の命はあと300年

人類の挑戦はオールトの壁をワープで超える
などという絵空事を思い描いてしまうところでしょう。

現在の人類の技術では、太陽系の本当の外側に出るには更に数万年先なんて・・・
小さいようでも太陽系というのは、人類にとってはとてつもなく巨大なものなんですね。
おそらく、その頃には人類は滅びているかもしれません。
とてつもなく壮大な結果がもたらされるのに、その時受け取る人間が誰もいないなんて・・・

そう考えると、結局人類は、
この地球上でしか生きられない存在なのだと痛感してしまいます。
どんなに技術が進歩しても、可能性が実現されようとも、
この地球が存在してこその人類なんだな、と感慨深く感じました。
地球を大切に守って未来に繋げなければならないと思いました。

ボイジャー1号が打ち上げられたのは、1977年9月5日で36年前ですから、技術的に考えると、日本の最新技術を搭載した惑星分光観測衛星の方が、多くの成果を得られるように思えるのですが、宇宙ファンとしては、「人類史上初めて恒星間に探査機を送り出した」 この意味は大きいですね。

ボイジャー1号が打ち上げられたのは、確か私が小学生の時でした。
こんな長旅でも、通信装置が故障しないなんてすごいです。
どんなに離れてもいても、ずっと君のことは忘れません。

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