9月12日は「宇宙の日」

2017年9月12日(火)

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  • 宇宙飛行士と国際宇宙ステーション(ISS)
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1992年、毛利衛宇宙飛行士が日本人として初めてスペースシャトルで宇宙へ!

世界中が協力して宇宙や地球環境について考えようという国際宇宙年にあたる1992年(平成4年)は、日本の有人宇宙開発の歴史において記念すべき出来事がありました。この年の9月12日、毛利衛宇宙飛行士がSTS-47ミッションにおいて日本人として初めてアメリカのスペースシャトル「エンデバー」で宇宙に飛び立ちました。

毛利宇宙飛行士は、公募で選定された愛称「ふわっと'92」という日米共同実験プロジェクトに携わりました。この当時はまだ国際宇宙ステーション(ISS)が無い時代で、スペースシャトル「エンデバー」に搭載されたスペースラブ(宇宙実験室)の中でさまざまな実験を行いました。いろいろなテーマの実験があり、そのなかには鯉を使った宇宙酔いの実験などもありました。



公募で選ばれた「宇宙の日」にふさわしい日、9月12日

日本においても、この国際宇宙年をきっかけに、末永く宇宙の普及活動を行おうと考え、広く一般の方々から「宇宙の日」にふさわしい日を公募しました。その結果、毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトルで初めて宇宙へ飛び立った日である「9月12日」が選ばれました。国際宇宙年である92年は九十二(きゅうじゅうに)と同じ読み方で、日本語の語呂合わせにもなっています。そして、毎年9月12日を「宇宙の日」として、さまざまな「宇宙の日」記念行事を行っています。


9月初旬から10月上旬までは「『宇宙の日』ふれあい月間」

世界に目を向けると、10月4日から10月10日までの1週間は「世界宇宙週間」にあたります。1957年10月4日に人類初の人工衛星「スプートニク1号」が宇宙へ飛び出したことや、1967年10月10日に宇宙の利用を世界全体で考える宇宙条約を発効したことなどにちなんでいます。

こうしたことから、「宇宙の日」と「世界宇宙週間」を含む9月初旬から10月上旬までを、「『宇宙の日』ふれあい月間」とし、より多くの方々に宇宙や宇宙開発などについて知ってもらう活動や行事を行っています。

(「宇宙の日」マスコットキャラクターである星ノ介くんも活躍してるよ。イベントや行事で見かけたらよろしくね!)





「宇宙の日」にちなんだイベント

JAXAでも「宇宙の日」にちなんで毎年「宇宙の日記念 作文・絵画コンテスト」を開催したり、事業所の施設を一般の方々に公開しています。
みなさんの身近なところで、「『宇宙の日』ふれあい月間」の記念行事やイベントなどが行われていたら、ぜひお気軽にお立ち寄りください。宇宙のことを、もっと知りたくなるかもしれませんよ?!


(初出:2014年9月11日 改訂:2018年5月11日)