「はやぶさ2」には皆さまからお寄せいただいた寄附金が活用されています!

2014年11月26日(水)

  • プロジェクト
  • 人工衛星・探査機
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JAXAでは、宇宙航空分野の研究開発を応援して下さる皆さまのお気持ちを広く直接お受けするために、平成24年4月2日から寄附金の募集をはじめました。集まった寄附金は、寄附していただいた方の選択された各事業に確実に活用し、宇宙航空分野の研究開発で日本が世界に伍していくとともに同時に貢献していくための源泉とさせていただいております。

相模原キャンパス展示室に設置した募金箱

寄附の受付は事業を選択して寄附する制度をとっておりますが、「はやぶさ2」にもインターネット寄附金収納サービスまたは各事業所の募金箱を通じて全国のたくさんの方からお気持ちをお寄せいただきました。心より御礼申し上げます。
また、寄附金とともに、たくさんの励ましのお言葉、温かな応援をいただきました。
ここで、インターネット寄附金収納サービスからの寄附とともにいただいたお言葉を2つ、ご紹介します。

“宇宙への夢を果たせなかった者です…。 今はJAXAの活躍を楽しみに、空を眺める毎日です。ずっと応援しています! 頑張ってください!”

“宇宙の研究は絶対に必要なことだと思います。これまで培ってこられた技術を途切れさせることなく続けて下さい。応援しています。”



いただいた寄附金はミッションの確実な実施のために下記の通り使用させていただきました。

「はやぶさ2」ミッションのより確実な実施のために追加搭載する小型モニタカメラ製作費

 金額:11,762,700円

カメラの位置
※画像をクリックすると拡大します

JAXAウェブサイトのインタビュー取材中、搭載したカメラの位置を説明する國中プロジェクトマネージャ(2014年11月)



確実な「はやぶさ2」運用を支える追跡管制設備の仕組みとして、臼田局受信信号を同時に複数の手法で計測分析ができる機能を追加するための設備製作経費

 金額:14,548,063円
(平成24年7月~平成25年3月の使用実績:8,201,263円、平成25年4月~9月の使用実績:6,346,800円の合計)

   

「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ國中均からのお礼の言葉

多くの皆さまより「はやぶさ2」にいただきました多額のご寄附と、そこに込められた皆さまの想いに対しまして、深く感謝し心から御礼申し上げます。
いただきましたご寄附は、まず「はやぶさ2」が目指す小惑星でのミッションをより一層確実に実施するため、探査機に一台追加する小型モニタカメラの製作・搭載の費用に充てさせていただきました。このカメラは、小惑星の岩石を採取する筒(サンプラホーン)の伸展を確認するための画像撮影に必要な装置です。
更に、追跡管制設備において、探査機本体からの信号を同時に複数の手法で計測分析する機能の向上に充当させていただきました。

これにより「はやぶさ2」の宇宙運用を一層確実に行うことが可能となります。
皆さまからいただきました想いをプロジェクトメンバー全員で共有し、引き続き気を引き締めて「はやぶさ2」の成功に向けて取り組んでまいる所存です。

JAXAの寄附金制度について

JAXAでは他事業に関しても、皆さまからのご寄附をお願いしております。皆さまからのご支援はJAXAにおける事業遂行に大変役立っております。今後ともJAXA事業へ一層のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

JAXAへの寄附にご興味・ご関心がお有り方はJAXAウェブサイトの下記のページをご覧いただくか、総務部総務課(寄附金担当)までお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせ先:
JAXA総務部総務課(寄附金担当)
〒101-8006 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ
Tel: 050-3362-6700(受付時間 9:30~12:15、13:00~17:45)