イプシロンロケット3号機の機体デザインをホシモが紹介!

2017年11月13日(月)

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hoshimo

みんな、元気~?ホシモだよ~!
今日は今年度に打ち上げが予定されているイプシロンロケット3号機紹介「第2弾」!
イプシロンの機体デザインを今一度紹介するよ~。
Let’s check it out~!!

イプシロンロケットにズームイン!
ラインがたくさん描かれているね。このライン全てに意味があるんだよ。
ひとつずつ、見ていこう。

まずはロケットのおしりに近い部分に帯状に配置されているライン①と、そこから垂直に延びているライン②だよ。日本の固体燃料ロケットでは伝統的にこの位置に赤いラインが描かれているんだ。過去に打ち上げられた固体ロケットを見てみよう。全部同じ位置にあるね。歴代のロケットに対する尊敬の意味も込めてイプシロンでも同じようにデザインしたんだ。

hoshimo

過去に打ち上げられた固体ロケット

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②のラインは日本のロケットの先駆け的な存在である「ペンシルロケット」からM-V(みゅーふぁいぶ)ロケットまでの重厚な歴史を受け継ぐという意味も持ち合わせています。
日本のロケット開発の歴史について、 詳しく知りたい人はこちらを読んでみてね。

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最後は横の細い2本のライン③だ。
赤いラインは、これまでのロケットから将来的に一段上の段階へ進化することを表しているんだ。以前のロケットのデザインと比べると、位置的にも一段上に配置されているのが分かるね。線が細くなっているのにも意味があって、打ち上げやその後の管制をスリム化(シンプル)にしたいという思いも表現されているんだ。

試験機(1号機)

2号機

次に紫のラインに注目!
実は試験機(1号機)と2号機では色が違っているって知ってた?試験機では銀色だったのを2号機から紫色に変更したんだよ。
これは光のスペクトルの端から端まで(赤から紫まで)を表しており、この範囲のように惑星探査機から地球観測衛星まで幅広く様々なペイロードに乗ってもらいたいと思いを表しているんだ。
3号機も赤と紫のラインが隣り合う予定だよ。

hoshimo

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ちなみに、3号機は、NECが開発した高性能小型レーダ衛星「ASNARO-2」を打ち上げるよ!
ロケットにもそのマークが付けられます。
みんなも打ち上げを応援してね~!