「しきさい」を報道機関に公開

気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)

2017年9月14日(木)、JAXA筑波宇宙センターで、気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)の報道関係者向け機体公開が行われました。
しきさい本体の大きさは縦4.7×横16.5×奥行き2.6m、質量は約2,000㎏あります。
搭載する多波長光学放射計(SGLI)により、雲や大気中のちり・微粒子(エアロゾル)、植物や積雪、海面水温などの変化が気候変動に及ぼす影響を調べます。しきさいは19種類の色を観測できるセンサを搭載しており、これまでの観測衛星と比べて高い分解能(250m)と、2日間でほぼ全地球を観測できる特性を生かし、気候変動観測のみならず、赤潮や黄砂の飛来状況把握など私たちの生活環境に関わる観測を行うことができます。
また、水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)と共に、高い分解能での沿岸観測を行い、遠洋・沖合漁業者だけでなく、沿岸漁業者にも広く使われる衛星データの提供を目指します。
「しきさい」(GCOM-C)は、2017年度中にH-IIAロケット36号機で種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

2017年9月15日更新