「いぶき2号」の大きさ

おそらく、本物の人工衛星を直に見たことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。人工衛星を見た一般の方は「思ったより大きい」と言われることが多いです。下は「いぶき2号」機体の写真ですが、大きさがイメージできますか?

いぶき2号サイズ

下の写真は筑波宇宙センターに展示されている1975年に打ち上げた「きく初号機」の実寸台モデルです。直径が約80cm、質量が約83kgしかありません。

きく初号機

その後、ロケットの打ち上げ能力向上とともに、人工衛星も大型化していきました。2006年に打ち上げた技術試験衛星「きく8号」は、大型の人工衛星の一つで、外形19m×17mとテニスコートが収まるほどの大型展開アンテナを2面搭載していました。

きく8号

ただ、最近では比較的安く短期間で開発できる小型衛星も見直されています。下の画像は2017年に打ち上げた技術実証衛星「つばめ」の写真です。大型冷蔵庫ほどのサイズです。

つばめ

2018年10月16日(火)更新