JAXAタウンミーティング

第6回:佐賀県多久市南多久公民館 2006年6月25日開催
第一部「JAXA概要説明」で行われた意見交換


<日本独自の輸送手段の可能性について>


参加者:今、日本の宇宙飛行士さんがアメリカで訓練していますが、日本独自で有人で宇宙に行く構想はないのでしょうか。(男性)


星出:今、我々はNASAで訓練を受けていますが、国際宇宙ステーションに行くことを目的にしています。その国際宇宙ステーションは、アメリカと日本、ヨーロッパ各国、カナダ、それからロシアが、協力しあってやっているのですが、宇宙飛行士を宇宙ステーションに運ぶ手段というのは、アメリカのスペースシャトルそれからロシアのソユーズロケットに依存しています。今現在、日本にはそういう有人の輸送手段はないんですね。宇宙ステーションの一部に日本の実験棟というのを取り付けますが、現在やっているのはそのレベルになっています。将来的に組織として、あるいは私個人として、ほかの宇宙飛行士もそうですが、やはり是非種子島から宇宙に、自分たちの車で宇宙に発ちたいという希望と夢は持っています。まだプロジェクトとしては立ち上がっていませんが、そういったことを将来的にやりたいということで細かいレベルでの研究は既に始まっています。


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