あかりを消して夏の夜空を眺めよう。〜「伝統的七夕ライトダウン2013」キャンペーン

2013年8月7日(水)

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8月12日(月)と13日(火)の2夜にわたるライトダウンに参加してみよう。

「星に願う2日間」をスローガンに、8月12日(月)と13日(火)の2夜にわたって伝統的七夕にちなんだライトダウンのキャンペーンが広く全国で行われます。

七夕といえば7月7日ですが、これは明治6年に採用された現在の暦である太陽暦(グレゴリオ暦)によるものです。それ以前は、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた「太陰太陽暦」が使われていました。

伝統的七夕の日とは、この太陰太陽暦による7月7日に近い日として定義されたもので、2013年の伝統的七夕の日は8月13日(火)です。国立天文台のWebサイトでは、2030年まで伝統的七夕の日が紹介されています。毎年、異なる日が定義されていますね。

伝統的七夕の日は、おり姫やひこ星を観察したり、夜空が暗ければ天の川も見えるようです。また、今年はペルセウス座流星群の活発な時期にもあたるため、すてきな天体ショーが見られるかも!? 8月12日(月)と13日(火)の夜は、あかりを消して夜空を眺めてみたいですね。


古川聡宇宙飛行士も呼びかけ

このキャンペーンにはさまざまな人たちが呼びかけを行っています。古川聡宇宙飛行士も、呼びかけ人の一人としてメッセージを寄せています。古川宇宙飛行士が、これまでの人生で出会った一番の星空について語っています。とても素晴らしい星空だったんでしょうね。その場で、古川宇宙飛行士と一緒に見てみたかった。。


おうちで、科学館で。一人でもみんなでも楽しめます。

この伝統的七夕の日はいろいろなスタイルで参加できます。おうちでライトやあかりを消して夜空を眺めたり、みんなと一緒になって全国のいろいろな科学館などで行われている天体観望会に参加するのも楽しそう!

「伝統的七夕ライトダウン2013」キャンペーンサイトを見ると、<全国一斉観望会「アルビレオを見つけよう」開催マップ>も紹介されています。「アルビレオ」とは、宮澤賢治『銀河鉄道の夜』の作品中にも登場する、はくちょう座の中にある2つの星。青色と橙色の星がそっと寄り添うようにたたずんでいて、まるでおり姫とひこ星みたいです。このアルビレオを夜空に見つけるイベントが全国的に行われます。お住まいにお近くにイベント会場があれば、足を運んでみるのも面白そうですね。(お子さまは必ず親御さんと一緒に行こう!)

このキャンペーン、参加方法は他にも紹介されています。例えば、サッカーのJリーグチームのひとつである、アルビレックス新潟もこのキャンペーンに繋がっています。まさに「はくちょう」や「アルビレオ」を由来とした「アルビレックス新潟」のサポーターが、このキャンペーンを熱く盛り上げる呼びかけを進めているようです。星空とサッカー、一見すると関係がないようですが、このような結びつきはもっとありそうですね。あなただけの楽しみ方を探してみてはいかがですか。

伝統的七夕の日をきっかけに、さまざまな人たちがいろいろな場所で夜空を見上げながら思いを馳せる…そんな夜はきっとすてきでしょうね。ぼくは星空みたいにキラキラ輝く冷たいかき氷を頬ばりながら眺めようかなぁ〜。