ディープな研究員たちのトークが熱い!「ディープな宇宙をつまみぐい」

2015年6月29日(月)

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“草木も眠る丑三つ時”といわれる、静かな静かな深夜3時。こんなディープな時間帯に、JAXA研究開発部門の若手研究員が、ラジオ番組で最新の宇宙研究についてマニアック…ディープなトークを繰り広げているのを、ご存じですか?
毎週金曜日27:00~27:30(土曜日3:00~3:30)ラジオ日本にて、JAXA研究開発部門全面協力番組「ディープな宇宙をつまみぐい」を放送しています。
6月22日付の読売新聞(夕刊)ラジオ番組紹介コーナーでも取り上げられました。

JAXAの事業といえば宇宙飛行士の養成やISS「きぼう」利用、ロケット開発や打ち上げ、衛星や探査機の開発・運用、宇宙科学の謎の解明… そういったプロジェクトはよく知られていますが、それらを支える技術についてはなかなか目が向きませんよね。この番組では、宇宙開発を技術で支える“縁の下の力持ち”たちを紹介します。

ここで、番組を聴いた編集部の「ディープなおすすめポイント」を3つご紹介します。

ディープポイント1:出演者はみなJAXA研究員! まるで職場トークのように専門用語が飛び交うぞ

しゃべるゲストも、聞くパーソナリティーもJAXA研究員。宇宙開発のトークを全力で繰り広げます。だんだん専門的なトークが盛り上がっていくのがこの番組の特長です。

“アクチュエーター技術ではジョウランを研究していてビショウシンドウが…”
“モーメンタムホールとリアクションホイールで姿勢制御…”

また、時には「筑波宇宙センターの開発現場を音だけで紹介する」などリスナーの想像の範囲をブッチギリで飛び超える企画も。

“グイーン、シュー、コーシュコンシュコン「この装置はシンクウシガイセンが出る装置です。この蛇腹状機器はゲンシジョウサンソが」 ポン…ポン…ピコンポコン「こちらSDS」「問題なしです」シャンシャン…”

軽妙なトーンで繰り広げられる専門的な会話…が! この難しさがやみつきになる! 分かる人は面白い、わからない人も知りたくなる?

実際は、できる限りわかりやすい解説につとめています。
用語は公式ブログ(http://yokohama.jorf.co.jp/deep/)で用語を紹介しています。復習してみてね。

ディープポイント2:JAXA研究員のディープな人柄が見えてくるぞ!

まるで職場トークのようなやりとりから見えてくる、研究員の人柄が面白い! トライアスロンのトレーニングを筑波山で、なんて話題も。仕事も生活も将来の夢もディープに取り組む職員の姿がわかってきます。

ディープポイント3:研究開発の深みに全力投球する、研究員の「熱」が伝わってくるぞ!

専門的な技術用語がハイスピードで飛び交うトーク番組。決して万人に分かりやすくはありません。だけど番組の勢いから、現場の若手研究員が宇宙開発の仕事にかける情熱はビシバシ伝わってきます!

もっと深く宇宙の研究開発を知りたい本気の方はもちろん、JAXAの研究員の雰囲気を知りたい方や、めざせナリキリ専門家…いろんな方におすすめです。
ぜひトークを聞いてみてくださいね!


番組を聴きたくなったら?

ラジオ日本のほか、インターネットラジオ「radiko.jp」、iTunes Podcast でも。いつでも、どこでも、何度でもお聴きいただけます。

なお、各回のテーマやゲスト研究員のメッセージが特設ページに載っているので、“つまみぐい”して、もうちょっとたくさん“食べたく”なった人はぜひ見てみてくださいね!

JAXA研究開発部門って?

宇宙を舞台にしたプロジェクトのためには、技術がたくさん求められます。たとえば、「地球観測」というテーマのために、

  • ロケットで打ち上げる時に衛星にかかる衝撃をおさえる技術
  • 衛星を太陽の熱から守ったり、冷やしたりする技術
  • もっと精度の高いセンサー
  • 安全性を予測するシミュレーション技術

などなど…。

本当にたくさんの技術を生み出したり革新したり、さらに高める必要があります。それに取り組むのが研究開発部門。プロジェクトを支える地道な研究から将来の宇宙開発を先導するワクワク感のある研究まで、幅広く行っている重要な組織です。
日本の宇宙開発の、土台を支えるとともに先端をリードする存在なんですよ。