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ISSの電力はどのようにして供給されるのですか?

国際宇宙ステーションについて

2013年2月27日(水) 更新
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ISSは太陽電池で発電する電力により運用されます。
ISSには表面に無数の太陽電池を張り付けた板のような平面の構造物が取り付けけられています。
このような構造物を太陽電池パドルと呼びます。太陽電池パドルはISSが太陽光に照らされている軌道上の昼間に電力を発生し、各システムへ電力を供給しています。
この時の余剰電力が蓄電池(バッテリー)に蓄積されます。

夜間には太陽電池からの電力は得られないので、昼間バッテリーに蓄めて置いた電力を使います。
ISSの軌道では1日に16回の昼と夜が繰返されますので、このように太陽電池とバッテリーの電力を交互に使って運用を行います。

ISSのモジュールのひとつである「きぼう」日本実験棟は太陽電池を持っていないため、それだけでは機能できません。
母屋となるISS本体から直流120Vの電力供給を受け、「きぼう」日本実験棟内の各機器へ供給するのが「きぼう」日本実験棟の電力系の役割です。

「きぼう」日本実験棟やISSとは言っても特殊なことを行っているわけではなく地上の電力供給設備と同じように考えれば良いのです。
発電所に相当するのが太陽電池で、そこから高圧電線が張られているのはどちらも同じです。

電力を使う各家庭に対してはさらに低い電圧で送電し、各家庭へは交流100Vの電力を供給します。
「きぼう」日本実験棟の場合は、ここが直流120Vになります。さらに、各家庭では、電化製品内部に変圧器を内蔵しており、各機器に適した電圧まで下げて電気が使われています。「きぼう」日本実験棟の場合もそれは全く同じ事です。

各家庭にはブレーカがあり、過大な電流が流れた場合には電力を遮断し、電化製品を守る仕組みになっています。それと似たような機能が「きぼう」日本実験棟には装備されています。

宇宙用だからといって特別な理論があるのではなく、地上での技術を宇宙用に応用しているのです。

電力供給の流れ

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